【追記あり】STEAMでCBT中:MMORPG『Dark and Light』

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中世ファンタジー風のサンドボックス型MMORPG『Dark and Light』(ダークアンドライト)について、情報をまとめました。

※ 例によって機械翻訳なので、間違っている箇所があるかもしれません。あらかじめご了承ください。

 

【追記】7月20日より、早期アクセスとしてリリースが開始されましたが、開始と同時に対応言語が英語と中国語のみに。

 

Dark and Light(ダークアンドライト)とは

Dark&Light、およびDnLと表記されることもあります。

 

MMORPGは大まかに、開発が用意したコンテンツを追いかけていくタイプと、プレイヤーが自由にコンテンツを組み立てるサンドボックスタイプに分かれます。

きっぱり分かれるという事は無くて、もろもろ入り混じってはいますが……。

前者は、「ゲームで何をすればいいか」「どう遊べばいいか」が初心者にも分かりやすく、MMORPGのとっつきやすさに結びついています。この代表作が「World of Warcraft」(WoW)であり、これ以降同じようなタイプのゲームはWoWクローンと呼ばれたりします。

サンドボックス型PCゲームの代表格は「マインクラフト」ですが、ご存知の通りRPGではありません。RPGでなおかつサンドボックス型というと、やはり「ArcheAge」や「黒い砂漠」になる……と思いますが、自由度という点ではまだまだ物足りない印象です。

サンドボックス型を謳う「Dark and Lightは、その代表作となり得るでしょうか。

 

Dark and Light」は、もともとフランスの企業が開発していたゲームタイトルです。それを後に中国企業のSnail Gamesが購入しました。

現在、2017年6月20日よりSTEAM上にて、アーリーアクセス版(CBT)が始まっています(限られた人しかプレイできません)

STEAM公式ページリンク

 

Dark and Light CBTトレイラームービー

 

STEAMなので、有料となります。正式版の価格はまだ分かりません。分かりませんが、アーリーアクセス版の中国地域価格では、日本円にして約3000円ぐらいのようです。

 

Snail Gamesは中国の企業ですが、STEAMのページを見ると、開発元、パブリッシャーともにSnail Games USAとなっていますね。

 

Dark and Light公式サイト

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公式サイトも、対応言語は「英語」または「ロシア語」です。

ゲームの対象言語は以下13です。

日本語、英語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、フランス語、スペイン語、ロシア語、トルコ語、ポーランド語、スウェーデン語、ポルトガル語、韓国語、ドイツ語

英語のみ、ゲーム内音声が付くようで、他の言語は字幕になるそうです。

 

アーリーアクセス版とフル版には根本的な違いはあまりない、と記載されています。フル版には追加コンテンツが用意される予定のようです。

 

公式のツイートに記載がありますが、アンケートに回答すれば、アーリーアクセスに参加できるのかもしれません。申し訳ありませんが、私は試していないのでこれに関しては何もお答えできません。責任も負いかねます。各自のご判断でお願いいたします。

 

MMOだがMMOではない

STEAMのプレイスタイルを見ると、この画像のようになっています。

プレイスタイル

シングルプレイヤーから協力プレイまでズラリ……。アーリーアクセス版の参加者は、シングルプレイヤーがローカルで楽しむこともできる、と明言しています。こういうの、どういう仕組みになっているのでしょうね……?

これに関しては、歓迎する声もある一方で、過っ疎過疎の世界でプレイして何が楽しいんだ? というツッコミももちろん存在します。これはMMOではなく、100人規模のインスタンスでしかない、という指摘です。

 

Dark and Lightは元々フランスのゲーム

ゲーム総合サイト「4Gamer」には、フランスのゲームだった当時の記事が残っています。もっとも古い日付だと2003/12/22で、この時αテストが終わっていたようですね。

Dark and Lightプレビュー記事

開発を手がけるのは,2002年8月に創設されたばかりのNP Cube社で,コアメンバーはたった5人という,いかにもヨーロッパ的な小企業。実質的に開発に携わるのは4人で,そのうち名前がPで始まるスタッフが3人いることが社名の由来だという。

NP Cube社の公式サイトだというリンクを踏んでみたら、日本人のWordPressブログにたどり着いたので(笑)、社名を変更したか、もう会社自体が無いのかもしれません。

 

ゲームは一旦2006年に正式サービスを開始、しかし評価を得られず2008年に停止。そして権利を得たSnail Gamesがもろもろ手を入れなおして再リリースとなりました。

昨今、PCゲームではこのような「人気が無くてサービス停止したゲームの再利用」をチラホラ聞く気がします。

スマホゲームに押されて、一から構築するだけの余裕が無いのかもしれませんが。

かつてのゲームと、今の「Dark and Light」を比較してみると、「中世ヨーロッパ風の世界観」以外は、あまり共通点がないように見えます。2003年に開発していたゲームと、2017年の新作がいろいろな面で異なっているのは当然でしょうね。

 

システム要件

STEAMによれば、ゲームのシステム要件は以下の通りです。

最低

OS: 64-Bit Windows7 ServicePack1, or Windows8
プロセッサー: Intel Core i5 2500K
メモリー: 4GB RAM
グラフィック: GeForce GTX 660
DirectX: Version 10
ストレージ: 50GB利用可能

推奨

OS: 64-Bit Windows7 ServicePack1, or Windows8
プロセッサー: Intel Core i7 4770K 3.50 GHz
メモリー: 16GB RAM
グラフィック: GeForce GTX 780 Ti 3GB
DirectX: Version 10
ストレージ: 50GB利用可能

 

Dark and Lightの世界観

Dark and Lightは「衛星アルファ」を舞台とした、中世欧州ファンタジー風のMMORPGです。なんか違和感がありますがご容赦ください(笑)

人々はもともと「惑星ガイア」に暮らしていましたが、「惑星ガイア」が破壊されてしまったため、「衛星アルファ」に逃げてきました。

「衛星アルファ」では、「人類(Vardo)」、「精霊(Estel)」と「矮人(Zaharul)」の三種族に分かれてしまい、それぞれの種族がそれぞれの場所に陣営を設けています。プレイヤーはゲームスタート時にいずれかの陣営を選択します。

DnL地図

各陣営には都市が存在し、都市は保護地域になっているようです。

 

矮人は小人のことですね。ヒューマン、エルフ、ドワーフと思っていいかな。
ただし、12の種族、14のクラスがあると紹介されてもいますので、陣営の名前がどこまで影響しているのかはわかりません。

種族については、人間、エルフ、オーク、ドワーフ、ノーム、ハーフリング(ホビット)、ドラゴン……などという情報があります。「ドラゴン?」て感じです。

 

この世界は「古代の遺跡」と「火山」から成り立っています。一方、各陣営に有利な地域も存在します。たとえば、人類は渓谷を、エルフは氷原を、小人族は森を占有しており、他の陣営はその恩恵にあずかりたいと願っています。

また、各陣営が有する土地の他に、冒険の為の様々な地域が用意されており、それらの土地では、漁をしたり狩猟をしたり、宝物を探したりすることができます。

土地から土地への移動には危険がつきもののようです。まさに「冒険」という感じで、事前の準備も必要とされています。

 

Dark and Lightには昼夜の区別と天候が存在します。昼間はリアルタイムで50分続き、mobは攻撃的ではなく、この間の狩りはもっとも安全です。

夜になるとMOBは攻撃的になり、夜にしか登場しない獰猛なMOBも姿を現します。

また、暑さ寒さ対策や食事、水分補給も必要なようです。遠くに旅する場合は、その分しっかり準備をしないといけないというわけですね。

広大な土地を旅するために、種々様々な搭乗物が用意されています。また、プレイヤーがテレポートポータルを立てることもできます。

 

スキルや戦闘について

戦闘は、三人称視点のアクションスタイルだそうです。マウス+キーボード操作およびマウスパッドに対応しています。

「12の種族、14のクラスがある」と前述しましたが、あるアーリーアクセス版参加者は「クラス(職種)というものはない」と記載していて、このあたり少々謎です。

この世界はすべて「魔法」で満たされています。ですので、全員が「魔法職」とも言えます。しかしこれは、バーサーカーやガーディアンといった「近接物理職」が存在しないことを意味しません。

魔法を使って武器に強力な「物理の力」を生じさせ、多目的ツールにしたり、破壊的な力を持たせたりすることが可能だからです。

戦闘、生存、探索のすべてに「魔法」が必要となりますが、プレイヤーは最初、限られた範囲の呪文しか使えません。

100を超えるスキルが存在するようで、それをどう組み合わせるかによって、職業が異なってくるようです。

スキルの習得は「アイテムベース」だそうです。その「アイテム」も「探索で見つけ」たりするようです。レベル上げで自動的に増えるわけでは無いようで、「これは大変……」という印象です。

魔法」は(おそらく)「元素魔法」です。火、土、空気、水、闇、および光の魔法が存在します。それぞれの属性を有するMOBが存在します。MOBは「エレメンタル」と「インプ」に分かれているようで、強さとしてはエレメンタル>インプです。

水のインプ

水辺に生息する水のインプ

 

PvEもPvPも可能です。ゲームには「名声」や「王国」といった概念もあり、名声を稼いで王国を建てることもできるようです。ということは「戦争」もあるでしょう。

地図上には20の「ノード」が存在します。「ノード」を使えば、地図上を素早く移動することが可能です。プレイヤーは各陣営に代わって、この「ノード」を占領することができます。

つまり、戦争によって「ノード」が特定のプレイヤーに占領されてしまうと、他陣営のプレイヤーにとっては非常に不便、ということです。

ただし、開発者側は単一サーバーのプレイヤー人数70~100人程度が「妥当」とも語っていて、一サーバーあたりの人数はけして多くはなさそうです。

 

最新のグラフィックス機能

特徴的なのが、美しいグラフィックスと充実した「撮影モード」です。

いまどき、グラの綺麗なMMORPGはいくらでもあるとも言えますが、Unreal Engine 4を使ったグラフィックは、現時点のゲームとしては最新・最高と言えます。

nVIDIAと協力し、ゲーム内の撮影機能を充実させてきています。「NVIDIA Ansel」という機能だそうです。

プレイヤーはたとえ移動中、戦闘中であっても、一時的に動作を止めて撮影に没頭することが可能です。

プレイヤーは360度の角度から、スタジオ品質の撮影を行うことができます。

DnL撮影モード

 

Dark and Light + NVIDIA Ansel Trailer 

ただし、この機能を利用するには、機能をサポートしているGeForceGTXのグラフィックカードが必要です。

 

サポートされている商品一覧(英語)
http://www.geforce.com/hardware/technology/ansel/supported-gpus

 

Dark and Lightのサンドボックス要素

さて。いろいろなことができなければ、サンドボックスとは呼べません。その点、Dark and Lightはどうでしょうか。順を追って見ていきたいと思います。

ハウジング要素

Dark and Lightのセールスポイントの一つが「広大なマップ」です。広さ約40,000k㎡。これはWoWの約40倍にあたります。

DnLハウジング

家を建てることも可能です。他のプレイヤーと重ならない土地になら、ほぼどこにでもハウジングができるようです。

未開の土地を開拓して家を建てることもできますし、都市部の住居を購入することも可能です。ただし、各都市にはそれぞれ独自の建築様式があり、都市で家を持つ場合はその様式を学習をしなくてはなりません。

藁、木材から石材、金属など、住居に必要な材料は様々ですが、巨大な城のような「高級建築」の為には、「高級な素材」が必要になり、その素材を得るための「ツール」が必要になってくるようです。

DnLハウジング1

細かい建築方法はまだ分かりませんが、樹木や岩石を浮かせる「浮遊魔法」が存在するようで、大規模な建築の際にはこういうものが不可欠なんだろうと思います。

単なる推測なのですが、家ではなく「集落」を作ることが前提になっているのかもしれません。

 

飼育」も存在します。「栽培」「耕作」もあると思われます。キャラクターには「空腹」状態が存在するので、そのあたりと密接に関わってくるかもしれません。

 

制作要素

当然のように、武器や道具の「制作」要素が存在します。ある程度高度な武器や道具は、製造するための「工房」が存在するか、またはプレイヤーが「工房」を用意することになるようです。たとえば寒冷地へ狩りへ行くには「防寒服」が必要なので、一般的なRPGによくある単純な「防具」というものだけではないようです。

 

捕獲要素(テイミング)

Dark and Lightでもっとも重要な要素は「捕獲」かもしれません。

ペガサス

40種類を超える生物が存在し、捕獲して使役することが可能です。ワイバーンやドラゴンのような大型生物の場合は、チームでの捕獲が必要かもしれない、と公式には記載されています。

また、捕獲方法も一様ではなく、捕獲対象によって変更しなければならない場合もあるようです。

捕獲した生物は、ほとんどの場合、搭乗物として利用できます。馬や象などは自身が乗ったり、物資輸送に役立てたりできます。

地上だけでなく、空中や水中を移動する生物も居ます。ゲーム内には浮遊島があり、ここには空中飛行する生物を入手しないとたどり着くことができません。

長距離の移動や、いわゆる馬上戦闘の能力にも関わってくるので、「強い生物」を入手することが、「生存の確率」を分けることになります。

 

また、倒したMOBから魔法要素を抽出したり、召喚して奴隷として使役することもできます。

生物の中には、特殊な性質を持つモノが居ます。雪山に生息する生物は氷属性をもっていて、腐敗しやすい食べ物を新鮮に保つことができたり、火属性の生物は寒さから身を守るのに役立ったり、武器を鍛造するのに役立ったりします。

MOBには「エレメンタル」と「インプ」が存在する、と前述しましたが、魔法要素を抽出する対象が「エレメンタル」で、抽出した「魔力」は自分のものにすることができ、これによって新しい魔法を覚えたりできるようです。「インプ」はもっぱら使役するために捕獲するようです。火を熾したりとか(笑)

光のエレメンタル

光のエレメンタル。とても強いらしいです。

 

要するに「役に立つ生物」を「捕獲」しないと始まらない、という感じです。

さらに、魔法を使って「生物」を「作り変える」ことも可能なようです。これは外面的な意味ではなくて、たとえば、ある生物を「より長距離移動向き」に強化する、という感じです。

 

キャラメイク

さて、敢えて後回しにしたのですが。これがキャラメイク画面です。

DnLキャラクリ

どうしよう、やる気失せる……(笑)

この「ザ・洋ゲー」感が無ければ、日本でも受け入れられるのではないかと……たぶん……。

 

性別は選べるようです。プリセットも用意されています。さらに、キャラ作成時に6種類の中から「衣服」も選べるようです。意味あるのかな、これ……(汗)

 

ゲームプロデューサーは「二人のキャラクターが同じに見えない世界を目指している」と語っているそうで、キャラメイクの自由度には相当自信があるようではあるのですが……。

 

参考にさせて頂いた記事

サンドボックス要素を持つMMORPG「Dark and Light」の早期アクセスは2017年に開始予定。Snail Gamesによる再構築でその姿を大きく変える

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内容の大半は、Dark and Light公式サイトのニュースを参考にさせていただきました。

……以上になります。どうですか? 有料がほぼ確定のDark and Light、あなたはプレイしてみたいですか?

 



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