ブロックチェーンプラットフォーム「BORA ISLAND」のイベントで、現在日本でもサービス中のMMORPG「ArcheAge」のIP(intellectual property、知的財産)を利用したXLGames開発の新作ブロックチェーンゲーム「Arche World」(아키월드)について発表されました。
「ArcheAge」の続編「ArcheAge2」がUnreal Engine5で開発中であることはすでに発表されていますが、こちらは2024年(以降)リリース予定なので、基本的には別物ですね。
ただ、P2E(Play to Earn)「プレイして稼ぐ」ゲームタイトルとして、先々「ArcheAge2」と連携されるようです。
「ArcheAge2」を本格的な「メタバース」(仮想共有空間)と呼べるゲームにしたい、とか。
ただまぁ……肝心のゲームに魅力がなくて過疎ったりしたら「仮想共有空間」にはなりえませんから、そこは慎重に進められてもいるようですね。
記事によれば、ユーザーはゲーム内のすべてのアイテムを「BORA」という仮想通貨で売り買いできるそう。
アイテムはNFT(Non-Fungible Token)によって保護されるそうです。
NFTについては昨年あたりからTVでもちょいちょい聞きますが、詳しい事は省きます。
NFTゲームとかブロックチェーンゲームとか呼ばれるものは日本でもいくつかあるようですが、私は聞いたことのないタイトルばかりですね……。仮想通貨とか言われると、ゲームというより財テクのイメージが強くてどうもね……(汗)
また、BORAがWeMade、Neowiz、Lionheartなど各パブリッシャーとパートナーシップを結んだ事も発表されており、今後韓国ではP2Eが加速されていくかもしれません。
ただ、海外メディアの一部はこれに懐疑的なようです。
「massivelyop」によれば、「韓国ではブロックチェーンゲームが法律で制限されていること」「暗号通貨が世界中で徐々に禁止されていること」を挙げ、「ナンセンス」と書いています。
ちなみにネットマーブルもNFTゲームの参入には積極的。
韓国以外ではUbisoftが積極的に取り組んでいるようです。
「Arche World」のゲーム内容や、グローバルサービスになるのかどうかなど、現時点で詳細はほぼ不明。
ブロックチェーンに対応させただけで、中身は現行の「ArcheAge」と変わらないのでは……という推測も少なくはないようです。
しかし開発元XLGamesではクエストやダンジョンも収益化でき、ゲームの方向性までユーザーに委ねられる完全な「クリエイターエコノミー」を目指しているとのことなので、この推測もどこまで当たるかな? とも思います。
予定では今年度上半期か、遅くとも7月にはリリース予定だそうですが、どうなりますか……。
この記事のサムネのために久々「ArcheAge」のSSを漁りましたが……2014年4月には引退してますので、いや~懐かしかったです(笑)
それでは、今回はここまで。
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