異色のMMORPG「ペリア・クロニクルズ」

ペリア・クロニクルズ」とは

MMORPG「ペリア・クロニクルズ」(PERIA CHRONICLES)は、THINGSOFTが開発し、韓国NEXONがサービスを予定しているゲームタイトルで、2012年以降、長らく待望されていました。

初心に戻ろう」をテーマに、コンテンツの多少に左右されないゲーム、初期のオンラインゲームのようなユーザーによる創意工夫を活かすゲームを目指しているといわれます。

このゲームの内容を、記事にまとめていきます。

公式サイト、ゲームサイトの記事、および公開された動画を参考にしております。

参考リンクは記事の最後にまとめて記載いたします。

グラフィックについて

ペリア・クロニクルズのグラフィックは「トゥーンレンダリング」という、アニメ絵を3次元的に動かす方法で作られています。

ペリアクロニクルズ

ご覧の通り、可愛らしいアニメ絵です。(公式サイトより)

絵柄に関しては、正直……ほんっとーに正直に言わせてもらえば、まず「……これPCゲームなの……?」と思いました。ごめんなさい(汗)

ペリア・クロニクルズはユーザーが色々作ることのできるゲームなので、技術上の問題で折り合いをつけざるを得なかったのかな、とも思います。

ただ、グラフィックの綺麗さとゲームの面白さは比例しません。

たとえば大航海時代オンラインは一時期大変楽しく遊ばせていただいたゲームで、よく出来ていると思いますが、グラフィックだけ取り上げたら……ねぇ?(笑)

2次元でも2頭身でも、楽しいものは楽しい!

ペリアクロニクルズ3

ペリアクロニクルズ4
こちらは動画から抜き出したキャラクタークリエイト例(おそらく)の画面です。アニメっぽいという点を除けば、豊富と言えるかもしれません。タヌキのような耳のあるキャラクターが居ますが、尻尾もつけられるので、ケモナーにも対応できます(笑)

4Gamerのプレイレポートによれば、ペリア・クロニクルズのキャラクタークリエイトはとても細かいです。

アニメ調で想像がつきにくい分、3Dよりもキャラメイクが難しいと書かれています。

顔の選択項目は、髪、目、眉、顎、鼻、耳、その他。ここで、色や大まかな形を選んでいきます。その他はタトゥーやほくろ、アイメイクや皺といった内容です。

次に、スライダーを使って、顔全体の輪郭、顎、目、瞳、眉、口、鼻のサイズなどを調整していきます。それから、服装→体形と進みます。

4Gamerによるキャラメイク動画です。

自分好みのアニメキャラをアニメの中で自由に動かせるようなものなので、これはこれで「ほほう……!」と思います。ちなみに移動はW/A/S/Dキーだそうです。

戦闘について

ペリア・クロニクルズの戦闘システムは、トレーディングカードゲーム(TCG)です。しかも、リアルタイムTCG。

大規模な戦闘は無く、3~4人のPT戦。「領地術」という概念を採用しています。敵味方共に強力な召喚獣を召喚するためには、下準備が必要です。盾、攻撃、ヒール、サポートも揃えないといけません。戦術より戦略がモノを言うタイプで、最初から色々想定して戦闘に臨むようになるそうです。

これは……今時のモバイルゲームに慣れた層にはどうでしょうね。少々不安にも思います。私もちょっと「めんどくさ……」と思いました(笑)

キラナ」という召喚獣を駆使して戦闘を行います。

様々な種類があり、ガーディアンタイプとかヒーラータイプなどあり、さらに火属性や水属性と種々あるようです。

海外のゲームサイトでは「ポケモンのようだ」とも書かれています。

じゃあ自身のキャラクターによる戦闘は無いのかと思えば、Official Trailerを見る限りそうでもないようなので、このあたりまだ謎です。

4Gamerのプレイレポートでは、自身の戦闘ではほとんどダメージを与えられないと書かれていました。

ただ、キラナも無尽蔵に呼び出せるわけでも、いつまでも戦わせられるわけでもないので、加減が難しいところです。

難しい仕組みは敬遠されがちですが、戦闘必須とかPT必須でなければ、大きなマイナス要因にはならないかもしれません。

そういう面倒な戦闘が好きな人も一定数いますからね。

クエストも少し用意されているそうですが、やらなくても問題無いようです。

特異レベルのサンドボックス要素

ペリア・クロニクルズがそもそも高い期待を寄せられているのは、この1点にあると言っていいかもしれません。

アイテムからダンジョン、マップまで、あらゆるものをプレイヤーが作り出せるというコンセプトです。「蓄電池と棒と電球のようなものを組み合わせて電灯を作る」というレベルでの制作になります。

アーキエイジで遊んでいる(いた)人にはなじみがある単語と思いますが、ユーザークリエイテッドコンテンツ(UCC)と呼ばれるものです。

※ 韓国以外ではあまりこの用語は使われないそうで、英語圏ではUser-generated content (UGC)というそうです。

オンラインゲームに様々な村が存在しているように、ペリア・クロニクルズの世界には、プレイヤーが直接作成したワールドが存在することになるそうです。

アイテムや建物はもちろん、地形、マップ、ダンジョンから、PKの可不可、税率といった社会のルールまで。

フェイスブックの公式アカウントには、ゲーム内で作られたミニゲームでキャラが遊ぶ動画が掲載されています。

ん?!」と思ったのは、韓国のゲームサイト「This is Game」に掲載されたインタビュー記事です。UI(ユーザーインターフェイス)もプレイヤーが作れると書いてあります。

UIのボタン、テキスト入力ウィンドウ、タイトルウィンドウといったものもプレイヤーが個々に飾り付けできるので、UIの出来不出来はプレイヤーのセンスによる、とのこと。

UIデザイン用のアイテムはMOBドロップだそうです。

村にしてもダンジョンにしてもそうなので、ペリア・クロニクルの一シーンを切り取って、「良し悪し」を判断できるものではないらしいです。インタビューで開発陣は、「プレイヤーが面白いインスタンスを作成できることを願っています。」と語っています。

ペリア・クロニクルズ内の建造物は、すべてブロックで組み立てられます。地上だけでなく、地下にも空間が作れるようです。

ペリアクロニクルズ2

開発者いわく、ペリア・クロニクルズはよくマビノギと比較されるが、むしろマインクラフトと似ている、そうです。

ペリアクロニクルズ7

ペリアクロニクルズ8

公式サイトのギャラリーに掲載されている例です。
どのような建造物になるかは、気候や風土といったものに左右されるのかな? と思いました。

ゲーム内には「設計図」というアイテムがあり、プレイヤー間で取引ができるそうです。何から何が作れるかを、全プレイヤーが考えるのは現実的ではありませんね。誰かが実証したアイテム作成手順を「設計図」という形で得ることができるわけです。

また、ペリア・クロニクルズには「上位」「下位」という概念があるそうです。

システムで用意されているものは「0評価」。ユーザーが制作した村は1等級、ギルドが2等級、パーティーが3等級になります。

たとえば、ある村で税を5%とした場合に、ギルドでも同様のルールがあったとしたら、ギルドの方が優先となります。

これによって、ゲーム内のルールが衝突してしまうのを避けているそうです。

ペリアクロニクルズ5

目的を等しくするユーザーが集まって村を作るようです。
生産中心の村、制作中心の村、戦闘中心の村、といった感じでしょうか。

村を作る際は、地形から始めます。平地にするのか、斜面にするのか、空中に浮かせることができるか……そこからになるようです。

平坦な村は簡単に侵入されてしまう、とも言っています。PCにかMOBにかは分かりませんが、防御のために何かする必要もありそうです。

経済や政治をどうするか、NPCの役割をどうするか……考えることは山ほどありますね。

たとえば「村ではPK禁止にしよう」という場合、単にPK不可にするか、あるいは全財産を取り上げるといった重いペナルティを課すか、選ぶことができる、というわけです。

ただし、制作には10分につき1つ入手できる「リソース」が必要です。これを使用して様々なものを作るので、大規模な街を作り上げようと思ったら、それだけ人数かまたは時間が必要ということですね。

「リソース」は売買も可能だそうです。

また、「ゲーム内の土地が不足したらどうするのか?」という質問には、「大変多くのリソースを使えばゾーン(ワールド?)は増やせる」と回答されています。また、利用者の居ないゾーンは消滅する、とも。

結構とんでもないゲームですね(笑)

また、村を作るための資材を集める目的などで、プレイヤーが個別に「ミッション」を作って公示もできます。

これを単純にやると価格競争になって経済が崩壊するので、何らかの工夫はあると思いますが……。

しかし、村=ギルドでないならば、ギルドの役割は何になるのでしょうね?

さいごに

非常にやりがいのありそうなゲームです。
完成して正当に評価されれば、とても楽しそうです。

既存のゲームとはとにかく違ったものにしたい」という意気込みはうかがえます。

ただ、まだまだ未知数な点も多いです。日本サービスも全く不透明ですし。

また、メインコンテンツである「制作」をするには、プレイヤーはプレイをするにあたり、制作するためのお勉強が不可欠です。ただクリックしたりドラッグすればなんとかなるゲームが多い中で、非常に「異色」だと思います。

多くの時間と労力を費やしてゲームをデザインするプレイヤーと、誰かが作ったダンジョンで手軽に遊ぶプレイヤー。こういう構図が出来上がれば、ゲームとしては成功でしょう。

しかし、誰もがゲームデザインできるわけではありませんから、屑コンテンツも出てしまうことでしょう。

プレイヤーがそういう「つまらないたくさんの屑コンテンツからごく少数の面白いもの」を探すのに疲弊してしまう危険性もあるかな、と思います。

今年中にはβテストが予定されているそうです。「ゲーム内容は大きく変更される可能性もある」とも語られているので、本当に未知数です。

続報を期待して待ちたいと思います。

参考にさせていただいたリンク

ペリア・クロニクルズ韓国公式サイト
http://peria.nexon.com/main/Index.aspx

Peria Chroniclesフェイスブック公式アカウント
https://www.facebook.com/PeriaChroniclesOnline/

[G-Star 2016]Peria Chronicles Official Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=RV_GM2yPo_Y

[G-Star 2016]「Peria Chronicles」のキャラを自分で動かすと,ただ走るだけでも衝撃的。直撮りムービーと共にプレイレポートをお届け
http://www.4gamer.net/games/192/G019201/20161118024/

[G-Star 2016]「Peria Chronicles」のキャラメイクを直撮りムービーと日本語訳で徹底紹介。可愛い系MMORPGとしては最高峰のキャラメイクだ
http://www.4gamer.net/games/192/G019201/20161120004/

「This is Game」インタビュー(韓国語)
http://www.thisisgame.com/webzine/news/nboard/5/?n=67061



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