平成最後の年賀状
2019年、平成31年の年賀状は、皆様ご存知の通り来年から新元号となりますので、「平成最後の年賀状」になります。干支(十二支)最後の「亥年」でもあります。
本日、11月1日から平成31年(2019年)の年賀状が発売になりました。
昨年は平成30年という節目の年、ということでデザインにも気合が入っているということでしたが、今年はざっと拝見した限り、「正直、昨年ほどではないな」という印象ですね(笑)
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とはいえ、今年も干支である「イノシシ」がはがきのあちこちに見えますので、お手元にある場合はじっくりご覧になってみると楽しいかもしれません。
各郵便局には見本が置いてある(と思う)ので、脚を運ばれてみてもいいかもしれませんね。
下のくじの部分、イノシシ親子の背景には「亥」の文字がびっしり並んでたりします。
また、年賀はがきはインターネット通販でも購入が可能です。但し、12月25日までなのでご注意ください。
日本郵便の平成31年版年賀特設サイトが、本日午前9時よりオープンしています。
こちらでは通販の外、年賀状用のデザインキットやテンプレート素材なども用意されています。
年賀状とは微妙に関係ない……というか、以前からあったWEBサービスですが、「ニッポンの名字」がちょっと面白いです。
私と同じ名字の方は、全国に約4600人いるそうです。少ない方かな?
ちなみにこの結果のイラストは、人数によって変化します。どうぞお試しあれ。
年賀状の金額にご注意を
2018年までは、特例として年賀状(期間限定)に限り、1枚52円で投函することができました。2019年からはそれが無くなり、他のはがきと同様、一律62円になります。
「あれ? 金額が違う!」と思われるかもしれませんね。
ちなみに通常の郵便はがきが一通62円になったのは、2017年6月1日からの話です。それまでは2014年の消費税増税時を除き、22年間金額据え置きとなっていました。
郵便物取扱量の減少と人件費の上昇が、主な値上げの理由として挙げられています。大型郵便物の持ち戻り、再配達によるコスト増もあるそうです。
現在、郵政省は郵政民営化に伴い日本郵政グループとなり、郵便物を扱うのはその中の「日本郵便株式会社」となっています。郵便物に関する諸々は「郵便法」によって定められています。
1月1日はどこの郵便屋さんも朝早くから走り回っていると思います。「元旦に届けて欲しい」という方は12月25日までに投函を。
日本以外では「豚」年
来年、2019年は干支で言うと「亥年」にあたります。
しかし、台湾や中国などではいのしし年は存在せず、「豚年」になるのだとか。
台湾で発売された可愛い「豚」の年賀用切手が、先日話題になっていました。
来年の干支は、猪(イノシシ)ですね。でも「猪年」なのは日本だけで、日本以外の国では「豚年」になります。台湾から来年の干支である豚切手が発表されました。豚が可愛い! pic.twitter.com/V1sDye5dYn
— 公益財団法人 日本郵趣協会 (@kitteclub) October 4, 2018
台湾に行かないと入手できませんけれどもね。
年賀状のはじまり
日本最古の年賀状は平安時代までさかのぼれるそうです。もちろん、今のようなはがきではなく、書状に年賀の挨拶をしたためたものです。
また、年始の挨拶を書状で送ること自体は、飛脚が発達した江戸時代にはすでに広く行われていたようです。
明治時代、1871年に欧米を手本にした郵便制度が始まり、その2年後には「郵便はがき」が発行されています。
はがきに「年賀」とつけてポストに投函すれば年賀状として配達してくれるようになったのは1907年からということなので、100年以上前から、制度として確立されていたのですね。
「お年玉付き年賀はがき」は1949年の12月から発売されています。
「はがき」という形態でなくても、年始の挨拶を書状でやり取りすること自体は結構昔からある習慣なのですね。
欧米ではグリーティングカード(クリスマスカード)の方が一般的で、郵便事情のこともあり、年賀状に相当するモノをやりとりする国はあまり無いようです。
フライング販売されていた「五輪年賀はがき」
実は東京五輪に先がけて、「東京2020大会[寄附金付]年賀はがき」が発売されています。
通常、年賀はがきの発売は11月1日からですが、この「五輪年賀はがき」に限り、10月1日から発売されていました。
「無地(インクジェット紙)」、「絵入り」、「特殊印刷」の3種類です。
無地と絵入りは各2,020万枚、特殊印刷は100万枚の数量限定で、全国の中央郵便局等で販売されています。こちらの通販は、どうやら無いようですね。
東京2020五輪マスコット「ミライトワ」と「ソメイティ」がデザインされています。
寄付金付きなので、金額は1枚67円と、通常の年賀はがきより5円お高くなっています。
まだ入手可能かどうかは分かりませんが、欲しい方はお早めにお近くの郵便局へお問い合わせを。
年賀切手
郵便局が販売している郵便はがき(旧官製はがき)ではない「はがき」を「私製はがき」と言います。切手の料金部分が無いものですね。
そのような「私製はがき」や「封書」向けに、以下のような「年賀切手」も発売されています。インターネット通販ではシート単位での購入になりますのでご注意ください。「1枚だけ欲しい」という場合は郵便局へ。
2019年のお年玉はペアチケット
平成31年(2019年)のお年玉賞品は、例年と少々違います。
というのも、賞品に「東京2020大会応援賞」として「東京五輪ペアチケット」があるのです。
ほか、1等賞金を増額したり例年通りの「ふるさと小包」や「切手シート」も勿論あります。
また、お年玉の抽選は2019年1月20日(日)に行われる予定ですが、2019年は新元号に改まる年ということで、更に4月20日(土)に2回目の抽選が行われる予定にもなっています。
それまで、年賀状は破棄しない方がいいかもしれません!
【追記】「富士山」をデザインした「特別お年玉切手シート」(シリアルナンバーを入れた特別仕様の切手シート)だそうです。同デザインのシリアルナンバー無しも数量限定で販売予定です。
詳しくは、「郵便年賀.jp」サイト等でご確認ください。
それでは、今回はここまで。
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