先日の記事でご紹介しました通り、ネクソンのPC向け新作MMORPG『ペリアクロニクル』(Peria Chronicles・ペリアクロニクルズ)のパイオニアテストが韓国で始まりました。
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ネクソン新作MMORPG『ペリアクロニクルズ』韓国パイオニアテスト開始
テスト期間は5月9日14時~5月12日まで。
画像は公式フェイスブックより。
4日間足らずなので長くはありませんね。限られた参加者のみの小規模なテストです。公式サイトを拝見した限りでは、体験できるコンテンツも、まだ部分的なモノなのだろうな、という印象です。
SNSへの投稿は禁止されていないようで、すでにテスターによる動画をいくつもYouTubeなどで見ることができます。
テスター向けに公式サイトにゲームガイドが公開されていましたので、そちらと、気になった動画を以下でご紹介したいと思います。
※ 機械翻訳を介したものなので、正確性については保証致しかねます。ご了承のうえご覧ください。各名称も機械翻訳に基づいていますので、実際の内容とは異なることがあります。
キャラメイクと守護キラナと初期村
プレイヤーは、「キラナ」(Kirana)という妖精のような、召喚獣のようなものを入手してゲームを進めていきます。
今回のパイオニアテストでは、プレイヤーは4種類の「守護キラナ」から一つを選択します。選択したキラナによって、ゲームの開始位置(初期村)が異なります。
キャラメイク→「守護キラナ」選択→チュートリアル→初期村へ移動という手順でゲームをスタートするようです。
キャラメイク動画(女性)
Peria Chronicles Female Character Creation (Anime MMO 2019)
もちろん男性キャラも作れます。
それにしても驚くほど膨大な数の選択肢ですね。動画の3:40あたりからある通り、バーでパーツを調整することもできるようです。
「守護キラナ」と「一般キラナ」
以下、最初に選択する4種類の「守護キラナ」の動画です。
リンカー
戦闘スタイル「近接」
基本技(Eキー)「近距離の敵に杖を振り回してダメージを与える」
必殺技(Qキー)「リンカーを中心に味方の体力を持続的に回復」
バフ「召喚したキラナの健康、熟練能力値を増加」
開始村「エスレン」
トミーニア
戦闘スタイル「遠距離」
基本技(Eキー)「敵に炎を発してダメージを与える」
必殺技(Qキー)「巨大な爆発を起こし範囲内の敵にダメージを与える」
バフ「魔術キラナの値、保護能力の増加」
開始村「イグレイン」
トライブン
戦闘スタイル「近距離」
基本技(Eキー)「拳の打撃で敵にダメージを与える」
必殺技(Qキー)「プレイヤーを特定の時間無敵状態にし、単発攻撃を反射する」
バフ「武器、変身キラナの、力、保護能力値を増加」
開始村「カインデル」
(万が一上記動画リンクが切れている場合は、公式サイト内INTRODUCTIONページよりご覧になれます)
マリエル
公式による動画や説明が見つけられませんでした。少女のような外見の守護キラナです。
こちらのチュートリアル動画の0:53あたりから見ることができます。
「守護キラナ」は戦闘の外に、ゲームプレイに役立つヒントや情報を案内する役目も果たします。
公式ガイドよりゲーム内画面
「守護キラナ」はご覧のように、左下に常時表示されている状態です。勝手に話すこともあるそうですし、右クリックで会話することも可。
チャットウィンドウが右下というのは珍しい気がしますね……(見づらそう)。
画面中央下にあるのが「トリックセット」で、デッキのようなものですね。数字キーで各キラナを召喚できます。
キラナの役割
まだ全体像がはっきりとしませんが、およそありとあらゆることがキラナに結びついている、と思ってよさそうです。
前述しました「守護キラナ」の他に、NPC役を務める「友好的なキラナ」、ラスボス含むMOBとしての「敵対キラナ」などが存在します。
redditの投稿を信じるなら、過去韓国のゲームショウであるG-Star2016で発表された当時の戦闘とは、システムが変わっているそうです。
具体的にどう変化したかイマイチわからないのですが、従来のMMORPGのようにプレイヤーが「職種」をもつのではなく、キラナにその「役割」を担わせているようです。
たとえば「タンカー」役のプレイヤーというものはおらず、「タンカー」の能力を持つ「キラナ」をホットバーにセットして戦わせるということです。
戦闘におけるプレイヤー自身の操作は極力抑えられているのだとか。
実際公式サイトのプレイガイドを見ると操作方法は以下の通りで、プレイヤー自身の「攻撃動作」に当たるものが見当たりませんね。
これについては、早くも賛否が分かれているようです。
キラナには火や水など7つの付与された元素属性があり、それによってキラナ同士の相性が異なります。相性の良い組み合わせで使役すると、相乗効果を得られるそうです。
また、キラナ自身にはレベルがあり、疲労度もあり、戦闘不能になることもあります。パイオニアテストでの「守護キラナ」のレベルキャップは30です。
キラナは、召喚、戦闘、食事、ギフト、採集、制作、クエストなどを通じて成長させることができます。
キラナとプレイヤーの間には「縁」があります。黒い砂漠で言う「親密度」のようなものですね。キラナと「会話」したり「食事」したり「ギフト」をあげると親密度があがります。
フィールド
昨今流行りのオープンワールドではないようです。あちこちにワープポイントがあり、それを潜ると、どこかへ(笑)飛ばされるらしいです。
一度訪れた場所は、ゲーム内マネー(?)でワールドマップからワープが可能。
フィールドにはNPC役の友好的なキラナが居て、クエストをくれたりヒントをくれたりするそう。
逆にMOBに該当する敵対キラナもいます。倒した時に「魂」を落とすことがあり、それを使って契約を結ぶことができるそうです。契約したキラナは、召喚して使役することができます。
ゲーム内の地形は複雑で、入りにくいところに稀少な採集物があったり、物陰に宝箱があったり、珍しいキラナが居たりするのだとか……。
キラナの入手方法は主に2つ。戦って魂を得るか、クエストで入手です。
パイオニアテストでは、3種類の「守護キラナ」のほかに75種類の「一般キラナ」が用意されているそうです。
アルキア
この名称でいいかわかりませんが、アルキアは「夢の中の休息空間」だそうです。ざっくり、インスタンスの「家」とか「部屋」という理解でいいのでは……。
プレイヤーは村にある宿から「アルキア」に入るか、移動先では購入したテントを介して「アルキア」に入ることができます。
宿屋の主人
「アルキア」内にはテーブルがあり、キラナと食事をすることができます。
また、「アルキア」内に登場する動物や宝箱を採集することもできます。
以下の動画の7:41~あたりが「アルキア」内の映像になります。
Peria Chronicle 페리아 연대기 아르키아
採集と制作
フィールド内では、植物、鉱石、動物(羊や鶏)を採集できます。
現時点での制作コンテンツは3つ。「料理」「衣服」「宝石」です。
採集した材料を使って料理ができます。キラナを回復するには食事が必須なので、「料理制作」は避けられないコンテンツのようです。低レベルの間は町にある食堂でも料理制作ができるようです。
もうひとつの生活コンテンツ「衣服制作」は、おそらく能力には関係なく、純粋に見た目を飾るためのもののようです。
そして「宝石制作」は、ブローチを制作するためのものです。ブローチによってキラナの能力をアップさせることができます。種類別に1つずつ、合計3個まで着用が可能。
スクリーンショットと動画
ペリアクロニクルでは、nVidiaのみサポート対象だそうです。
Ctrl+F7 → UI非表示
Ctrl+F8 → スクリーンショット
F8 → 10秒間画面を撮影
「映像表示」→ GeForce Experienceのハイライト機能を有効に
「映像をすべてクリア」→ GeForce Experienceで保存されたSSと映像を全て削除
さいごに
現時点では、可愛らしいアニメ風のグラフィック、そして膨大なアバター要素、キラナ収集要素、あたりが特徴的ですね。BLESSでペット収集が面白かった人は楽しめるのでは。移動バフをくれるキラナもいるそうです。
乗り物コンテンツは未実装なのかな……。
以前の記事で触れました「ダンジョンや地形を生成するような特異レベルのカスタマイズ」はまだ登場していないようです。
ただし、片鱗はありますね。「亀裂の地域」という一定時間生成される特殊なフィールドでは、地形を生成(足場を作ったり地面を掘ったり?)して、宝箱を見つけるなどできるようです。
今後様々なカスタマイズが登場する、と信じているのですけれども、リネージュエターナルのように大幅な路線変更がありえないとも言い切れないので、このあたりは続報を待ちたいと思います。
ダンジョンは豊富なようなのですが、PTやフレンド、ギルドなどは不明。MMOというからには、そういうものはあるはずなのですが。
また、PvP要素も現時点では見当たりませんね……「韓国ゲームでそれはあり得るのかなあ?」という気もします。
おそらく、今後のテストで徐々に色々追加されていくのでは……と予想しています。
韓国ネクソンは、今年2019年中に売却がまとまりそうな運びで、遅くとも秋頃には売却先が判明すると思われます。買収先の有力候補として米国ディズニーや中国テンセントの名前が挙がっています。それに伴い、日本本社(一応)も閉鎖される噂も出ており、当タイトルの日本サービスがどうなるか分かりませんが、テンセントだと日本市場はほぼ無視されるので、それ以外がいいなぁと思っています。
それでは、今回はこのへんで。
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