Anselで高画質スクリーンショット~ゲームフォトグラファーという仕事

Ansel撮影画面MMORPG

 

NVIDIA ANSELとは

「黒い砂漠」界隈でもチラホラ見かける「NVIDA ANSEL」。

NVIDIA(nVIDIA)はアメリカの半導体メーカーですが、グラフィックボード「GeForce」シリーズで特に有名。ゲームに強いという理由で愛好者も多い(はず)。

NVIDIA製のグラボを搭載しているPCでは、「GeForce Experience」というアプリが使え、ゲームの最適化やPC画面の録画、配信等を行うことができます。私もゲーム画面の録画はもっぱらコレです。

で、諸々ある機能の一つが「ANSEL」。ゲーム内でスクリーンショットを撮影することを目的とした機能です。公式サイトによれば、以下が主な特徴。

フリーカメラ – 好きな場所で、好きなアングルからスクリーンショットを撮影できます。
後処理フィルタ – お気に入りのゲームの見た目や雰囲気を調整します。
EXR キャプチャー – HDR 画像向けに最大のカラースペクトルでキャプチャーします。
超解像度 – 最高解像度の画像で細部に至るまでキャプチャーします。
360 度キャプチャー – 360 度のパノラマ画像をモノラルまたはステレオ形式で撮影します。

割と新しめの機能でまだ手直しが入ったりして、発展途上という感じです。

「ANSEL」公式 画像ギャラリー

ANSEL画像ギャラリー

職業としてのゲームフォトグラファー

公式サイトに説明には、こうあります。

ゲームは今や新たな形態のアートとなっています。Duncan Harris 氏、James Pollock 氏、Joshua Taylor 氏などの有名なゲームフォトグラファーによってゲームフォトグラフィーが世に広まり、その影響からゲーム内で美しいスクリーンショットを撮影するプレイヤーが増えています。

そうなの?」という印象ですが……ググってみると「ゲームフォトグラファー」とか「インゲームフォトグラファー」という「職業」があるらしい、と……。

この方たちのお仕事は、文字通りゲーム内で「綺麗な」または「迫力ある」「魅力的な」スクリーンショットを撮影すること。

撮影してどうするかというと、パッケージや公式サイトに使われたりするそうです。主に宣伝、広告の材料となるものなので、まだ発売前、開発段階のゲームで撮影をすることも。

「お仕事」としての撮影なので、どういう相手にどういうPRをしたいか、が決まっているので、ただ綺麗なSSならいい、というモノではないようです。

上にも名前が挙がっているDuncan Harris氏が「ゲームフォトグラファー」の先駆け、だそう。元々はゲームジャーナリストだったそうです。

 

Duncan Harris氏の作品が数多く掲載されているサイト「DEADENDTHRILLS

deadendthrills

Duncan Harris氏の影響を受けたり、「DEADENDTHRILLS」を観て感銘を受けたりして、後続のフォトグラファーたちが誕生してきつつある、という現状のよう。フリーランスの方もいれば、ゲーム開発企業と契約している方もいるようです。

 

James Pollock氏のTumblr

James Pollock1

 

Joshua Taylor氏のサイト「JOSH TAYLOR CREATIVE

Joshua Taylor

 

もちろん、この方々以外にもプロのゲームフォトグラファーは存在します。

BerduuPetri Levälahti)氏のフリッカー

BERDUU

 

マテオ・ビタンティ氏とコリーン・フラハティ氏によるコレボレーショングループCOLL.EO

COLL.EO
Colleen Flaherty and Matteo Bittanti are breaking the internets

 

総て「ゲーム内の画像」です。

最近ではミュージックビデオにゲーム内の映像を使うこともあるのだとか。(実際に撮影するより安上がりだから)

 

ただ、「日本ではゲームフォトグラフィーという言葉自体あんまり聞かないなぁ」と思うのも正直なところ。ジャンル的にシューティング系とかコンソールとかが撮影対象としては主流ぽいので、私が知らない可能性も大ですが。

ツイッターでは「#gamephotography」とか「#Gametography」、「#virtualphotography」というタグがよく使われているようです。

が、日本語では該当するものがイマイチ存在してないみたいで……「#ゲーム写真」や「#スクリーンショット」で検索してみても、少なかったりちょっと意図と違ったり。インスタグラムも似たような状況ですね。

#黒い砂漠SS部」というタグがあるように、他国の事情はよく分からないけれども、日本だと「このゲームをプレイしている人向け」にSSを発信することが多くて、「なんのゲームだか分からないけど綺麗な画面でしょう?」ていう感じで見せる人は(観る人も)少ないのかもしれませんね。

「プレイしてないゲーム画面なんか別に見たくない」とか言われたことあるし(笑)

あと、海外だとSS撮るためにMOD入れたりツール入れたりしちゃってますが、大体日本のMMORPGだと規約違反ですよね、こういうの……。

海外の方の「黒い砂漠」ツイートだと、「#BDOscreenshot」や「#BDOSS」のタグがついていることが多いようです。

 

「黒い砂漠」でAnsel使ってみました

さて。プロのお仕事は置いておいて……ゲームをプレイしていて「綺麗なSSを撮りたい」という欲求はもちろんあるので、Anselを試してみました。

「黒い砂漠」では「Ansel」が使えます。「BLESS」はダメでした。

※ 昨年あたりから自環境では黒い砂漠でAnselが使えなくなったようです

「黒い砂漠」で「Ansel」を使う方法は、以下のブログに詳しいので、そちらをご覧ください。(敬称略)

おっさんゲーマーどっとねっと

【黒い砂漠】NVIDIA Anselに黒い砂漠が対応!360°VR画像も簡単に作れる!

 

こちらがAnsel撮影時の画面です。

Ansel撮影画面
既定のままなのでALT+F2キーでAnselに切り替わります。CTRL+UでUI非表示にしなくてもUI非表示になります。

フィルター効果は「+」で重ねられます。スタイルはベータ版だからか適用できませんでした。私のPC環境のせいかもしれません……。

ただし、カメラはほとんど動かせません。視野角度と回転のみ。なのでCTRL+Uである程度構図を決めてから撮影に移るのがいいかな、と。

基本的に動作中は撮影ができません。
Rキーで座ったり、観戦モードでは撮影できませんでした。
抜刀状態でも撮影可能ですが、抜刀中や納刀中は撮影できませんでした。
スキル発動中も撮影不可です。

あれっ? Anselって戦闘中に絵を止めて撮影できるのが売りなんじゃないの?」と思ったんですけど、「黒い砂漠」はそこまで対応してないみたいです。

ソーシャルアクション中(アバターや時間経過で自動的に発動するもの含め)は撮影可能。

マウスドラッグで視点の変更可能。

エンターキーを押してチャット状態にしていても撮影可能です。

あと、「完了」したりESCキーで画面から抜けるといちいちCHに入り直してるみたいで、それが地味にうっとうしいです。

 

ファイルサイズが大きめなので、試しに撮ったモノを2枚だけ載せますね。


いやぁ……ツールだけあっても、撮影の腕がね……(汗) なかなか難しいものですねぇ。

すんごい高画質でも撮影できるんですが、ファイル容量が大きいらしく「保存できません」とか言われました。

 

「黒い砂漠」はAnselがサポートするゲーム一覧に名前がありませんが、このように使えなくはありません。もしかしたら、あなたがプレイしているゲームでもAnselが使えるかも……?

それでは、今回はここまで。


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