各国の美術館・博物館・図書館が、無料で画像を公開しているサイトをまとめてみました。
ほとんどが商用利用も可能ですが、「スミソニアン博物館」だけ商用不可です。(商用利用の際は要連絡と記載されています。)
規約など詳細は実際に各サイトでご確認の上、ご利用ください。
Paris Musées
Paris Muséesはフランス・パリ市内の14のミュージアムを管理する公共団体です。
トップページから「LES IMAGES LIBRES DE DROITS」を選びます。
↓(Google翻訳してしまいましたが……)DLしたい絵を探します。
「ダウンロードする」を選びます。
ダウンロードフォルダにzipファイルが入ります。
解凍すると3つのファイルがあり、画像データ、作品詳細のテキストファイル、使用許諾のPDFになります。
使用許諾は、フランス語、英語、スペイン語で書かれています。
アメリカ議会図書館
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f627fdc6418f33384ae0b36c547b3575.png)
トップページを少しスクロールし、「Free-to-use」ページへ飛びます。
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/8024d2a4e38306c7d28575ed6dbe0605.jpg)
DLしたい画像をクリックします。
作品データの詳細ページが開くので、ファイル形式を選んで、「Go」。
画像ページが出るので、右クリックし、名前をつけて保存します。
メトロポリタン美術館
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c2dac0b85fe1163a288a47fd2992fffb.jpg)
トップページから、「ART」→「The Met Collection」を選びます。
一旦、Searchの右矢印「→」をクリックします。
その後、「Open Access」にチェックを入れます。
自動的に絞り込まれるので、その中から落としたいものを探します。
「OA」というマークと「Public Domain」と書いてあれば制限なしで利用が可能です。
右側のアイコンは、左から順に「シェア」「ダウンロード」「インラージ」です。
「Enlarge」というのは拡大表示・全画面表示のことですね。
ダウンロードを選ぶと別画面で画像が開くので、右クリック→「名前を付けて画像を保存」します。
JPEG形式で保存されます。
元の画面で下にスクロールすると「Related Objects」(関連オブジェクト)とあって、似たテイストのものを探すことができます。
ニューヨーク公立図書館
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/9b4b90cdfe878690571494d67f29fa99.jpg)
トップページでキーワード検索をする際は、「Search only public domain materials」にチェックを入れて検索します。
または、トップページを下にスクロールすると、「PUBLIC DOMAIN PICKS」という項目があるので、「SEE MORE」をクリックします。
「PUBLIC DOMAIN PICKS」という、「オススメ」が出ます。
落としたい画像を開いたら、サイズか形式を選びます。
JPEG形式(大・小)のほか、TIFF形式が選べます。
「Free to use without restriction」(制限なしで利用フリー)と書いてあれば大丈夫です。
シカゴ美術館
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/27c88c09315465c28e43b2ffa97f39c9.jpg)
トップページから「The Collection」をクリックします。
「Show Filters」をクリックします。
「Public domain」にチェックを入れると、自動的に対象作品が絞り込まれます。
画像をクリックして、左下に「CC0 Public Domain Designation」とあるものは大丈夫です。
右側にある下向きの矢印「↓」アイコンをクリックするとJEPG形式で保存できます。
「The Bedroom」 Date:1889 Artist:Vincent van Gogh (Dutch, 1853-1890)
商用利用、非商用利用とも可能ですが、タイトル、日付、アーティスト名とシカゴ美術館蔵である旨の記載が必要です。詳しくは公式サイト下にある「Image Licensing」というところをご覧ください。
大英図書館(flickr)
写真を投稿・共有するコミュニティサイト「Flickr」(フリッカー)の「大英図書館」のページです。
落としたい画像をクリックしたら、右のほうにある下向きの矢印ボタン「↓」ダウンロードボタンをクリックします。
このようにダウンロードする画像のサイズが選べます。
JPEG形式で保存されます。
こちらはFlickrで行われている「The Commons」というプロジェクトの一環で、大英図書館の他にも、「デンマーク国立博物館」や「米国国立公文書館」など、資料・写真を無料公開している組織がたくさんあります。
The Commons
Help us catalog the world’s public photo archives.
上記のページを下のほうまでスクロールすると、「Participating Institutions」(参加機関)というものがあります。
この一覧に掲載されている施設による各フリッカーページの投稿物は、おおむねパブリックドメイン(のはず)です。
詳細は、各「Rights Statement」(権利声明)で確認が必要ですが。
ざっくりまとめると、「著作権はハッキリしないけど50年経ってるから黙認するよ」「この写真を悪用しないでね」「著作権は国によるよ」「この写真が元でトラブルになっても責任はもてないよ」「引用元の記載には協力してね!」というようなことが書いてあります……たぶん(笑)
ただ、「Royal Museums Greenwich」のように、すべての作品が「All rights reserved」となっていて「なんで一覧に載ってるんだろう?」と思う施設もあるので、必ず詳細はご確認ください。
Internet Archive Book Images(flickr)
同じくflickrより。
インターネット上のあらゆる情報を保存し、無償で資料を研究者や歴史家に提供している非営利団体「インターネット・アーカイブ」によるページです。
過去500年にわたって発行された書籍から画像を抽出したものです。
めちゃめちゃたくさんあります……(汗)
ダウンロードする方法は、上の大英図書館と同じなので割愛します。
ただし。ここで画面を1つずつ送っていくと、延々虫の絵を見せられて「きい!」となるので、Flickr自体のトップページから、検索窓に「CC0」とか「Public domain」と入力して検索すれば、著作権フリーの写真を見ることができます。
本当にパブリックドメインかどうかは、実際の画面でご確認くださいね。
Flickrにアクセスすると、やたらYahooが出てきますが、Yahoo!Japanとは現在無関係のようです。ログインもできません。
実際、日本語にも対応していませんしね。中国語とハングルはあるのにね……。
アムステルダム国立美術館
ダウンロードするには、あらかじめアカウントが必要です。フェイスブックのアカウントを利用するか、新しく取得します。
トップページ右上の「Log in」からフェイスブックでログインするか、「Sign up」でアカウントを作ります。
または、各作品の下にある「Download Image」をクリックするとログイン画面が出ます。
ので、ここで「Sign up」でもいいです。
私はフェイスブックアカウントを持っていないので、新しくアカウントを作りました。
サイト用の名前(ニックネームですね)、メールアドレス、パスワードを入れます。最後のチェック欄はもしかしたら入れなくてもいいかもしれませんが、年齢確認があったのでチェックつけました。
「Sign up」をクリックすると、すぐ「ようこそ!」と言われログイン状態になります。確認メールは来ません(笑)
改めて、落としたい画像の「Download image」をクリックします。
「Download this Image now」をクリックし、保存先を選んで画像を保存します。
続いてこんな画面が出ます。Tシャツにプリントしたり痛車にしてもいいよ(笑)、てことらしいですが、これは閉じちゃっていいですね。
スミソニアン博物館
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/8f3c049cfde51b08b1bafd60798075c4.png)
非商用に限り、自由に利用可能なものに「スミソニアン博物館」の画像ギャラリーがあります。
トップページの「Collection」から国や地域が選べます。
左下のほうの「Collection area overviews」からでも、同じく国や地域が選べます。
「Browse atworks in this section」をクリックします。
ダウンロードしたい画像を開いたら、下のほうにスクロールして「RIGHTS STATEMENT」をご確認の上、「Save this image」をクリックします。
別画面で画像が開くので、右クリック→「名前を付けて画像を保存」します。
JPEG形式で保存されます。
正直、ここに並べていいのかなぁという感じですが、一応ご紹介しておきます。
ジャパンサーチ
![](https://msfl.tokyo/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/1fe2fccfbfcd7f3078b810e91f287260.png)
「JAPAN SEARCH」は国立国会図書館が運営するデジタルアーカイブです。
ただ、ダウンロードは各美術館に委ねられているので「ものすごく使いにくい」です(汗)
以下を例にあげてみますね。
トップページから「教育・商用利用可を検索」を選びます。
必要に応じて「権利区分」などを選びます。
基本的に「収録元データベースで開く」をクリックします。
すると各美術館や博物館の作品ページに飛ぶので、この場合は「収蔵品画像ダウンロード」をクリックします。
これでダウンロードフォルダに画像が入ります。
ただ、DL方法は各施設によるので、更にダイアログボックスが出たり、DLボタンが分り難かったりする事もあります。
右下の「↓」がダウンロードアイコン。
例えば商用利用で高解像度画像が必要な場合はアプリの使用を求められたりもします。
日本の場合、ほかには「足立区立郷土博物館」のオープンデータ
「愛知県美術館」のコレクション(パブリックドメイン表記のもの)
また、「板橋区立美術館」(エドコレ)のコレクションも画像データが商用利用可能ですが、こちらは別途申し込みが必要です。
以上になります。
※ 規約が変更になる可能性もあります。申し訳ありませんが、当方では責任を負いかねますので、各サイトにて最新情報をご確認ください。
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