以前、印刷所「おたクラブ」さんより、有償印刷見本をお取り寄せしました。その時の記事はコチラ↓です。
ちなみにおたクラブさんは先頃、社名を変更されたそうです。
【社名変更に係るお知らせ】
4月~5月の間に、社名「合同会社いこい」を、「大阪印刷株式会社」へと変更させていただくことになりました。
創業時は印刷会社で無かったため、現在の事業規模を鑑み社名変更の結論に至りました。— おたクラブ (@otaclub) April 14, 2021
さて。
今回も有償の印刷見本になりますが、前回と違い、「自分が用意した画像」で印刷ができます。そしていつもよりかなり募集に余裕があります。
【キャンペーン】
\1万人印刷見本/
大変お待たせいたしました!
本日から1万人印刷見本キャンペーンを開始します。
詳しくはURLをご覧の上、ぜひご利用ください!https://t.co/K0Wn6IqysF※今回は数に余裕がございますので、お時間をおいてご発注頂いて大丈夫です。 pic.twitter.com/rjq7smDUYD
— おたクラブ (@otaclub) February 3, 2021
ハイマッキンレーのような基本用紙のほか、特殊紙もいろいろ、PPもいろいろ……なので、自分の絵がどんな紙に合うか、合わないか、好きな色がどんな発色になるのか……等々、確認することができます。
価格は1500円、消費税・送料込。
それから注意点なのですが、印刷見本が届くまでに、結構日数がかかりました。
おたクラブさんのシステムの仕様上、発送予定が30日後までしか表示されませんが、実際はそれ以上かかります。
システム上表記できる最長の納期が30日後となっているため、正確なご案内ができず申し訳ございません。
お客様にはご迷惑をお掛け致しますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。https://t.co/K0Wn6IqysF— おたクラブ (@otaclub) March 16, 2021
私は2月4日にお願いしましたが、発送されたのは3月19日でした。何かのイベントの前に、用紙の確認を……と思われている方は、ご注意を。
ではまず。
私が印刷を依頼して、届いたもの(の一部)がコチラ↓です。
とっさに頼めそうなモノがサイバーパンク2077用に描いた絵しかなかったもので……(笑)
ご覧の通り、ポストカードサイズです。そして印刷した紙の種類などが端に記載されています。
なお、取り扱うカラーモードはRGBのみです。
用紙の種類は、サテン金藤、ハイマッキンレーポスト、モダンクラフト、ミランダスノーホワイトなどなど……ですが、内訳についてはおたクラブさんの公式サイトでご確認ください。
で、もう一度上の写真をご覧頂きたいのですが、用紙の真ん中から印刷が切り替わっているモノがいくつかあります。これは「白印刷」(白版)のアリとナシです。紙の真ん中から左側は白印刷ナシ、右側は白印刷アリ、です。
白印刷は用紙の上に白色を乗せて、更にその上に絵を印刷しますが、白印刷ナシの部分は用紙の色がそのまま出るので、ご覧のように仕上がりが変わります。
たとえばコチラ↓は「クリアポストカード」という透明な紙(?)ですが、左半分が透けているのが分かりますでしょうか。下に敷いてある白い紙と紺色の布が透けて見えています。
(写真ヘタクソですみません……汗)
自分でどこを白印刷にするかは、指定することはできません。真ん中でパッキリ分かれています。
こちらはアストロブライトレモンという用紙。
左側が黄色いのは、もともとの紙の色がレモンイエローだからです。白印刷をしても地の色の黄色が少し反映されますが、白印刷ナシほどは黄色くないですよね。
このように、白印刷の有無でどう変わるか、が確認できます。
印刷を依頼してから「しまった」と思ったのですが、今回お願いした絵には、全面に色が入ってしまっています。
このように端から端まで塗りつぶしてしまうのではなく、一部「透過部分」を作って、紙の色が分かるようにしておけばよかった、と思いました。
裏返せば↓紙の色は分かりますけれどもね……。色つきの用紙の裏面です。
エンボス系の特殊用紙も数種あります。たとえばコチラのICHIMATSUホワイト↓もそうです。
市松模様のデコボコがありますが、キレイにインクが乗っているのがわかります。
ホログラム系もあります。こちら、ハイマッキンレーにモザイクPPをかけたもの。
ん~……右上あたりを見て頂くと、虹色にキラキラしてるのがお分かりいただけるんじゃないかなぁ、と思います。
PP加工は「ポリプロピレン加工」の略で、用紙の表面をコーティングするラミネート加工の一種です。この加工をしておくと、傷や色移りしづらくなります。
私が特に今回、見てみたかったのが「銀箔紙」です。
要するに銀色のキラキラした紙(だと思う)のですが、インクの乗せ方によっては箔押ししたように見える(かも)、という……箔押し、お高いですからね。
以前見本を依頼した時にはまだ実装されていない用紙だったので、楽しみにしていました。
銀箔紙にクリアPP加工したものと、銀箔紙にマットPP加工をしたものが届きます。クリアPPだと派手になりすぎるかと予想していましたが、そうでもありませんでした。
届いたモノを見ると、用紙と絵の相性って本当にあるなあ、と思いました。
もっとも、このへんは人によると思います。マットPPの方が「落ち着いて上品に見える」と評判は良さげですね。
ただ、Twitterで検索すると、銀箔紙に印刷した方からは「銀箔紙にPPをかけるとかなり反る」という感想もチラホラ……。なので、どの程度「反る」か、見てみたかったのです。
で、実際がコチラ↓。
左が銀箔紙にクリアPP、右が銀箔紙にマットPPです。マットの方がやや反りが強いですかね。
この記事を書くちょっと前に撮影したものなので、届いてから2ヶ月近く経過した状態です。
反るか反らないかは、保管にもよりますが、袋に入れた状態で、特に重しなどはしていません。
「噂に聞いて思っていたほどには反らないな」というのが私の感想です。
また、最近おたクラブさんでは加工方法を変えられたそうなので、この写真よりも更に反らなくなっていると思います。
【機械調整のお知らせ】PP加工機の反りを軽減する方法がありましたので、昨日製造分よりPP加工の反りが一定数軽減されています。完全になくすことは、フィルムを紙の片面に貼るという作業上回避できませんので、あしからずご了承下さいませ。
— おたクラブ (@otaclub) May 16, 2021
こんな写真で申し訳ないのですが、実物の「銀箔紙」は鏡のように光を反射してキラッキラです。
印刷で依頼できるのはもちろんイラストだけと決まっているわけではないので、写真でも面白いかもしれません。
ただ、ポストカードのままだと見本としては見づらいですよね。せっかく印刷してもらったのに、サッと見られないのはもったいない……。
と思っておりましたら、「100均でポストカード用リフィルやはがきホルダーを買って保存している」という呟きを見かけましたので、私も真似したいと思います(笑)
有償印刷見本キャンペーンはまだまだ続いているそうなので、ご興味を持たれた方は、是非。何回依頼してもいいそうですよ。
製作された際は「#おたクラブでつくったよ」のタグで呟くと、応援になっていいかもしれません。
それでは、今回はここまで。
コメント