イギリスの4人組バンド「クイーン」(Queen) とリードボーカル「フレディ・マーキュリー」の音楽伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』(Bohemian Rhapsody)を、音の良い映画館で観てきました!
観終わって最初の感想は「俳優さんてすごいな!!」です。
上映時間は135分。
コチラが映画公式サイト
映画『ボヘミアン・ラプソディ』日本オリジナル予告編
ボヘミアンは、家族と共に故郷ザンジバルを追われ、インド→ザンジバル→イギリスと渡り歩き、「パーキー」(パキスタン・南アジア人の蔑称)と呼ばれ、性の問題でも揺れたフレディ自身のことですね。
公式サイトでは、日本での映画公開前にクイーンの全50曲から一位を選ぶ人気投票を行っていました。
一位はまあ、納得なんですが、三位あたりはちょっと意外。カバーやCM、ドラマ主題歌の影響とかあるのかな。「レディオ・ガガ」も案外伸びなかったなー、という、個人的な感想。
私自身は「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(We Will Rock You)に一票を投じていました。
私もよく知らないのですが、こちらの作品は、ミュージックバイオグラフィー映画(音楽伝記映画)という分類だとか。米国内の興行成績は同ジャンルの中で歴代2位になっているそうです。
3位の『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』を追い越し、1位の『ストレート・アウタ・コンプトン』に迫れるか、追い越せるか、というところのようですね。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』、米における歴代興行収入2位の快挙を達成! 全世界の興行はすでに160億円を突破
【追記 2018/12/03】「ボヘミアン・ラプソディ」が歴代1位になったそうです。
『ボヘミアン・ラプソディ』音楽伝記映画として全米歴代ナンバーワンに! #ボヘミアンラプソディ https://t.co/XmBrww68mo
— シネマトゥデイ (@cinematoday) December 3, 2018
また、11月24日はフレディの命日。享年45。
11月24日はクイーンのヴォーカリスト、フレディ・マーキュリーの命日。享年45歳でした。
September 5th 1946 – November 24th 1991#FreddieMercury#フレディマーキュリー pic.twitter.com/k9TMCqByiK
— クイーン日本レーベル公式 (@queen40jp) November 23, 2018
故人を偲んでの上映も行われ、興行成績を更に押し上げたようです。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』累計興行収入23億円突破!クイーンへの愛が止まらない!
日本人にとってはちょっと残念なことながら、映画では、最初の日本ツアーは本当にさらっと流されており、親日家という側面もほぼ触れられていません。衣装やインテリアに若干気配がうかがえる程度でした(笑)
映画は「フィクション」なので、事実と異なるところも少し……結構あるようですが、「映画としての完成度」を目指した結果だと思うので、勿論作品自体のマイナスにはなっていません。……と、思います。
むしろ映画を観た後に色々な記事を見て「ああ、ここをこう変えたのか」「この人は映画だとアレだけど案外良い人なんだな」などと比べる楽しみ方ができました。
「I Want To Break Free」でメンバー全員が女装するMVが物議を醸した、みたいな描写も出てきますが、実際のMVを観ると「それだけじゃない」ことが察せられます。ニジンスキーの「牧神の午後」を模した部分があるのですが、このバレエの振付自体が「大人向け」ですからね……全年齢向けにしたので色々……配慮の痕が(笑)
正直、私は「にわか」でさえないので、熱狂的なファンの方の評価は分かりませんが。
ブライアン・メイ、フレディを演じたラミ・マレックは「アカデミー賞に値する」
映画化には大変な苦労があったようですね。主演が変わり、監督も変わり、映画会社も降りてしまい……シンガー監督が3分の2ほどを撮影したところで解雇、残りはデクスター・フレッチャー監督が務めたのだとか。でも決まりでクレジットにはシンガー監督の名前しかないそうです。
アカデミーの呼び声も高い本作ですが、もしそうなったら、授賞式には一体誰が……?(汗)
まぁ、8年以上もかかってやっと日の目を見た本作。観られて良かったです。
映倫区分は「G」、誰でも観られます。でも、フレディは……まぁ、皆さまなんとなくご存知の通り、私生活が乱れがちな人でしたので、それなりにそれなりなシーンも無くはないのですが……。
いやぁ、俳優さんて大変だな、とも思いました(笑)
吹き替えではなく字幕なので、歌の部分も歌詞が出ます。
クイーンの曲はCMなどでも何度となく耳にしていますが、今までなんとなく聞いていたので、前後のエピソード含めじっくり味わうことができました。
特に「レディオ・ガガをそう翻訳したのか」と思って面白かったです。
逆に、ドラマの部分で英語がわからなくて結構取りこぼしている細かいやりとりもあるのだろうな~、とも思いました。
映画はリピーターの方も多いそうですが、気持ちは分かりますね。やっぱり映画館と家では音が全然違いますからね……。
映画館には、上映中や上映前の映画のA4判のチラシが置いてあると思うのですが、『ボヘミアン・ラプソディ』のところは空っぽになっていました。
万が一とは思いますが……転売とかは辞めて欲しいですねぇ。
実は自宅にクイーンのベスト盤とクイーンのライブDVDがあります。帰宅後、早速見返しました。
伝説の証 ~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985
ライブ・エイドは夜の部もチラッと出てたのですね。フレディとブライアン・メイしかいませんでしたが。
映画を観たら、クイーンを観たり聴いたりしたくなるはず! 中毒性ありますよ(笑)
チャートにずらっとランクインしたというのも納得ですね。
【ビルボード】『ボヘミアン・ラプソディ』サントラが7,041DLでダウンロードAL堂々1位 クイーン関連作品8タイトルTOP100入り https://t.co/xN44UkYzqj pic.twitter.com/ySyQ4V3zr3
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) November 28, 2018
映画のオリジナルサントラの冒頭、クイーンバージョンの「20世紀フォックス・ファンファーレ」にはちょっと笑ってしまいました。ギターが……(笑)
映画のラストはライブ・エイドの映像が流れます。21分の完コピという謳い文句ですが、あちこちで指摘されている通り、21分ではありません。
実際に演奏された6曲中、映画では繰り返しを避けるために4曲を流しています。が、ちゃんと撮影はされていたそう。
『ボヘミアン・ラプソディ』ライヴ・エイド完全版が存在!日本公演のシーンも
「コンサートの全体バージョンも存在する」「たぶん近いうちに観られると思う」ということは、リマスター版とかが出るということかもしれません。映画のBlu-ray/DVDが出たら、実際の映像とぜひ見比べてみたいところ。楽しみです。
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