パワーポイントで動画も静止画も
マイクロソフト社のプレゼンテーションソフト「PowerPoint」(パワーポイント略してパワポ)のバージョン2013から、パワーポイントに録画機能が付きました。
静止画の取り込みなら「スクリーンショット」、動画での取り込みなら「画面録画」という機能を使います。
一般的には「動画キャプチャー」とか「画面キャプチャー」と呼ばれる機能のことです。
では「パソコン画面を静止画で取り込む方法」と「パソコン画面をビデオで取り込む方法」を、順にご説明していきますね。
パワーポイントでパソコン画面を取り込む場合、パワーポイントと、取り込み対象の画面を、両方とも起動しておきます。(不要なウィンドウは閉じておいた方が操作しやすいです。)
画面を静止画で取り込む方法
パワーポイント上部にある「リボン」から「挿入」タブを選びます。
出典PowerPoint® presentation graphics program
静止画の取り込みなら「スクリーンショット」、動画(ビデオ)での取り込みなら「画面録画」になります。今回は「スクリーンショット」です。
「挿入」→「スクリーンショット」→「画面の領域」をクリックすると、同時に立ち上げておいた、裏にある別の画面に自動的に切り替わります。
切り替わって少し待つと、画面が一面、紗がかかったように「白く」なるので、それから取り込みたい部分をドラッグで範囲選択します。
ドラッグ直後に、また自動的にパワーポイントに切り替わり、取り込まれた画像部分がスライド上に表示されます。
もし、パワーポイントのファイルとしてではなく、画像として保存したい場合は、取り込んだ画像上で右クリックし、「図として保存」から名前を付けて保存します。
(スクリーンショット機能はPowerPoint2010から実装されています。)
動画(ビデオ)で取り込む
では次に、画面を「録画」する方法です。
リボンから「挿入」タブ→「画面録画」をクリックします。
出典PowerPoint® presentation graphics program
自動的に裏の画面に切り替わり、ディスプレイ上部に以下のようなツールバーが表示されます。
録音したり、マウスカーソルを録画したくない場合は、「オーディオ」や「ポインターの録画」をオフにします。
次に「領域の選択」をクリックすると、マウスカーソルが十字(+)の形に変わるので、録画したい部分をドラッグで指定します。
範囲選択すると、赤い破線で枠が表示されます。これが録画領域です。
また、画面上部にあるツールバーが、以下のように変化します。
「録画」ボタン●をクリックして、録画を開始します。
3カウントダウンの後、録画が始まります。
録画を停止する場合は、Windows+Shift+Qキーでもいいのですが、ディスプレイ上部にマウスを持ってくると、以下のようなバーが表示されますので、ここから、「一時停止」や「停止」を選ぶこともできます。
ショートカットキーを覚えておくのも面倒ですからね(笑)
停止すると、自動的に画面がパワーポイントに切り替わり、スライド上にビデオ(動画ファイル)が表示されます。
ビデオだけを保存する場合は、動画上で右クリック→「メディアに名前を付けて保存」です。
ファイルの種類が「MP4」になっているのを確認し、名前を入力して、「保存」します。
これで「完了」です!
PowerPoint2013からは、保存する動画の形式に、MP4が選べるようになりました。
(バージョン2010までは、wmv形式しか選べませんでした。)
MP4形式は、YouTubeでもニコニコ動画でも推奨されている形式なので助かりますね。
詳細は以下、公式サイトでご確認ください。
ニコニコ動画に投稿できる動画フォーマット | ニコニコヘルプ
http://qa.nicovideo.jp
YouTube でサポートされているファイル形式 – YouTube ヘルプ
https://support.google.com
さいごに
以上になります。もし、PowerPoint2013を所有しているのに「画面録画」が画面上に無い、という方は、WindowsUpdateをしていないせいだと思われます。
マイクロソフトの公式サイトから、KB2956149というアップデートファイルを探して、適用してみてください。
以下のマイクロソフト公式ページにてご確認ください。
https://support.microsoft.com
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