キーボードを見ないで打つこと、とは

「キーボードを見ないで打つ」とは何か

タッチタイピングとブラインドタッチ

ひと昔前ぐらいまで、タッチタイピング」と「ブラインドタッチ」は何が違うんですか? という質問も、わりと見られました。

最近では、さすがに少なくなっているようですけれどもね。

意味としてはどちらも同じ。キーボードを見ないで打鍵することです。

・「タッチタイピング(Touch typing)」は英語
・「ブラインドタッチ」は和製英語

現在は、「タッチタイピング」と呼ぶ方が主流のようです。

「blind」という単語が、「目の見えない」「盲目の」を意味することから、「差別的ではないか」と言われて下火になったという説もありますが、はっきりしていません。

袋小路を「blind alley」、死角を「blind angle」と言ったりするので、必ずしも差別的な言葉とは限らないようです。

ただ、和製英語なので英語圏では通じないという事。海外では、「blind」という言葉自体が差別的なので、「visually impaired」(視力が大幅に低下した)を用いるべき、と言う人がいることなどから、使用を控える風潮になったのではないかと推測されます。

現在、キーボードの入力方法は大体3種類です。「親指シフト入力」、「かな入力」、「ローマ字入力」。後者2つについてはよく知られているところでしょう。

「親指シフト入力」とは何か

NICOLA配列とも言われます。ワープロ専用機が出始めた頃に、富士通株式会社が開発しました。

ちなみに「かな入力」はJIS配列、「ローマ字入力」はQWERTY配列です。

富士通のワープロ専用機「オアシス」といえば、かつて企業でもよく使われ、パソコンが普及し始めた後々までも、かなり頑張っていた機種です。

その頃「親指シフト入力」に慣れ親しんだ人が今でも一定数います。

また、慣れれば最も入力が速いのは「親指シフト入力」だ、とも言われています。

親指シフト入力」は、「かな入力」の一種なのですが、JIS配列の「かな入力」が4段のキーを使うのに対し、「親指シフト入力」は、親指で入力文字を切り替えながら入力するため、ローマ字入力同様、3段しか使いません。

そのため、覚えやすさ、指の運び、打鍵数において「かな入力」より上とも言われています。

ただし、「親指シフト入力」の弱点は、「親指シフト入力」用のキーボードか、通常のキーボードを「親指シフト入力」可能な状態にするためのソフトが必要、ということ。

自分専用のPCならともかく、会社のパソコンでその状態にすると、おそらくいい顔はされないのではないかと思います。

「かな入力」と「ローマ字入力」

入力効率においては、「かな入力」の方に断然軍配が上がります。「こんにちは」と打つのに、「かな入力」なら5回キーを押せば済むのに対し、「ローマ字入力」だと「konnnitiha」と10回もキーを押さなければなりません。

ただし、前述しましたように、かな入力」では、4段のキーの配列を覚えないと、キーボードを見ずに打てるようになりません。「ローマ字入力」なら、ほぼ、その半分のキー配置を覚えてしまえば、タッチタイピングが出来るようになります。

おまけに、現在販売されているキーボードは、あいうえお順のように分かりやすい配置で並んでいるわけではないので、覚える前にキーを探すのも一苦労です。

そんなハードルの高さから、「効率が悪い」と言われつつも、現在「ローマ字入力」を使う人が、圧倒的に多いわけです。

ローマ字入力」は、「あいうえお」と打つのに「AIUEO」とキーを押す方法。今日、日本で最も普及している入力方法です。日本人の約9割が「ローマ字入力」を使用しているという調査結果もあるそうです。

会社などで「かな入力」を解除し忘れて嫌な顔をされた、という話を聞いたこともあります。多数派は強いですよね。

キーボードにもお国柄アリ

アルファベットの並び方であるQWERTY配列は、1880年代にアメリカで誕生しました。当時はもちろん「英文タイプ」しか存在しません。

その「英文タイプ」も、10本の指で打鍵することや、キーを見ないで打つこと、が重視されたわけでもないようで、QWERTY配列が「タッチタイピング」に適しているかどうかは疑問が残るところです。

QWERTY配列よりも、「よりタッチタイピングに適した配列」を目指して、現在まで数多くの配列が生み出されてきましたが、定着するまでには至っていません。

日本や韓国、中国では、QWERTY配列に母国語を割り当てて使っていることが多いようです。

英語圏ではない場合、QWERTY配列でなかったりします。

フランス語やドイツ語にはアクセント記号がつきます。「Pokémon GO」の「e」の上についている記号も、そのひとつ。

アキュート・アクセント( ´ )、といいます。

「e」というアルファベットは、「ウ」と発音したり「イ」と発音したり、単語によってかなりバラバラ。「エ」と発音してもらいたい、という願いを込めて、Pokémonの「e」には、アキュート・アクセントがついているそうです。

ただ、テレビ番組のインタビューなどを拝見する限り、「ポゥキモン」と発音されていますから、いかほどの効果があったかは、分かりません……。

英語ではあまり見られないこの手の記号を出しやすくするために、フランスではAZERTY配列、ドイツではQWERTZ配列というキーボードが使われているそうです。

基本的な配置はQWERTZ配列とあまり違わず、SHIFTキーなどが若干異なるようです。

ところ変わればキーボードも変わる、ということですね。


あくまで「個人的に」なのですが、将来は、すべて音声入力に移行するのではないかと思っています。

ただ、滑舌の良し悪し、方言など、クリアすべきハードルは多そうですけれどもね。

文字入力を早くしたい方のために、タイピングのコツを別記事にまとめました。

文字入力の速度を上げる12のコツ~その1



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