動画の書き出し(レンダリング)
VegasProには、ソフトから直接、YouTubeにアップロードする機能がついています。
アドビのプレミアエレメンツにもありました。
が、これは使いません。
理由……時々失敗するのと、失敗した時直すのが面倒だから。
失敗するのは私のスキルが低いからでしょうが、とにかく「使いません」。
一旦、作成した動画のプロジェクトを「動画ファイル」としてPCに書き出します。それからYouTubeにログインして、そのファイルをアップロードする、という手順でやります。
(YouTubeにアップするのと、DVDに書き出すのでは、形式からして違うそうですが、やったことがないので分かりません。)
詳細に移る前に、大事なことを!
「なんでこれで高画質になるの?」とか聞いてはいけません。
私にも分かっていませんので(笑)
では……。
● プロパティ
最初に、プロジェクトの「プロパティ」を見ておきます。
メニューの「ファイル」→「プロパティ」。
※ ツールバーのボタンでもいいです。
それなりに高画質でアップしたい! と思っているので、以下のような感じにしてあります。
幅「1,920」×高さ「1,080」
(元々このサイズで録画しています)
フレームレート「59.940」
(ただ、撮影に使っているGeForce Shadow Playの設定がフレームレート30なので、ここを上げる意味があるのかどうか……)
フル解像度のレンダリング画質「最高」
もし、「今後もこの設定使いそうだなー」という場合は、名前を付けて「テンプレートの保存」をしておきます。
● レンダリング
次に、「レンダリング」(書き出し)です。
今回保存したいのはこちら↓です。
この時、あらかじめ書き出したい部分を範囲選択しておきます。
ドラッグを使って、黄色い三角▼マークを、動画の最初と最後に合わせておいてください。
「ループリージョン」といいます。
次に、メニューの「ファイル」から「名前を付けてレンダリング」を選択します。
※ ツールバーのボタンでもいいです。
これが「名前を付けてレンダリング」の画面ですが……。
やることが「たくさん」あります!(`・ω・´)
まず、保存先とファイル名を指定します。
ここではかなり適当な名前になっていますが、日本語だと思わぬところでエラーになったりするので、私はたいてい半角英数字の名前にしています。
この時、タイムラインで範囲選択がされていれば、ちょっと下にスクロールすると、「レンダリングオプション」という項目があって、「ループリージョンのみレンダリング」にチェックが入っているはずです。
なかったら、チェックオンにします。
※ 元々幅「1,920」×高さ「1,080」で作っているのでストレッチはしませんが、DVDにする時などは、ここにチェックをいれるみたいです。
次に、テンプレートを変更します。
一覧から「インターネットHD 1080p」を選択し、「テンプレートのカスタマイズ」をクリックします。
すると、こういう画面が出ます。
下の方を見ると、「ビデオ」タブとなっています。
ここで、やはり名前を変えて保存をしてしまいます。
それから、以下の設定をします。
フレームレート「59.940000」
これは選択肢に無いので、自分で数値を直接打ちます。
60と打てば、自動的に上の数字になりますよ。
可変ビットレート「2パス」チェックオン
最大 50,000,000
平均 28,000,000
※ ただし、ここをチェックオンにすると、レンダリングに時間がかかるようになる、らしいです……。
エンコードモード
「GPUがある場合、CUDAを使用してレンダリングする」
※ 動作を助けるための項目ですが、グラフィックボードがGeForceじゃないと意味が無いようです。
上記項目が使えるかどうかは、「システム」タブで確認ができます。
こうなったら大丈夫です。
「プロジェクト」タブで「ビデオレンダリング画質」を「最高」に
で、色々設定を変えたら「OK」して戻り、下にある「レンダリング」ボタンをクリックします。
これで完了すれば、レンダリングが始まり、一定の時間後には、指定した保存先に動画ファイルが出来上がっているはずです。
ファイル形式はMP4です。
私のパソコン環境だと、この設定で、レンダリングにかかった時間は1分35秒でした。
ファイルサイズは23.5MB。
※ PC環境の兼ね合いでレンダリング途中で固まるという場合は、メニューの「オプション」→「ユーザー設定」の「ビデオ」タブで「GPUによるビデオ処理の高速化」をオフにすると、うまくいくこともあるようです。
画質を上げると、ファイルサイズも大きくなりますし、レンダリングにも時間がかかるようになります。PCのスペックによっては、レンダリングの際にコマ落ちしたり音が途切れたりするようです。
PC性能との兼ね合いもありますので、あとはご自身の環境とご相談ください。
以上になります。
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