コツその3では、以下の点に触れました。
6.キーボードから出せる記号を知っておく
7.各種の変換方法を身につける
8.予測入力を使う(IME 2010から)
では最後、その4になります。
9.Homeキー、Endキーを使う
Homeキーで行頭へ、Endキーで行末へカーソルを飛ばすことができます。ホームポジションから指は離れてしまいますが、訂正時には便利です。
また、Ctrlキー+Homeキーで文頭、Ctrlキー+Endキーで文末までカーソルを飛ばすことができます。
10.キーボードから範囲選択する
範囲選択するのに、いちいちマウスに持ち帰るのは、案外手間です。
SHIFTキー+矢印「←」「→」キーで、1文字ずつ範囲選択することができます。
また、Shiftキー+Homeキーや、Shiftキー+Endキーで、カーソル位置から、行頭、または行末まで範囲選択できます。
ということは、Shiftキー+Ctrlキー+Homeキーで、カーソル位置から文頭まで範囲選択することができるわけですね。
何か文字列を訂正する場合、範囲選択してから入力すると、上書きされますので、削除の手間が省けます。
11.「コピー」と「移動」を使う
これは多くの方がすでに行っていると思いますが、同じ文字列が繰り返し出てくる場合は、「コピー」を使います。
また、ある部分を入れ替えたい、というような場合は「移動」を使います。
ただ、「移動」をご存じなくて、すべて「コピー」で行っている人も、たまに見かけます。本当は文字列を移動したいのに、「コピー」をして、元の文字列を削除する、という操作をしています。
コピーも移動も、ショートカットキーを使うのが早いです。
コピーなら、「コピー」(Ctrl+C)→「貼り付け」(Ctrl+V)(1回だけならEnterキーでかまいません)
移動なら、「切り取り」(Ctrl+X)→「貼り付け」(Ctrl+V)です。
また、マウスでドラッグしても移動、コピーを行うことができます。
移動またはコピーしたい文字列を範囲選択し、範囲選択個所にマウスカーソルを合わせて、移動先(コピー先)までドラッグします。そのままマウスボタンから指を離せば移動。Ctrlキーを押した状態で指を離すとコピーになります。
コピーのCは「Copy」の頭文字だというのは分かりますが、VとXは何でしょう? これは、マイクロソフトが正解を公表していないので、諸説あります。
「Cキーと近い両隣のキーを割り当てた」という説をよく見かけます。私が聞いたところでは、「ハサミのように見える」から「X」を「切り取り」キーにした、というものがありました。真相は藪の中ですね。
12.単語登録を使う
個人名や住所、長い会社名、ちょっと変わった名前の商品などを、ちょくちょく入力するのだけれど、入力や変換が面倒、という場合。
「単語の登録」機能を使います。
タスクバー上の「あ」というところで右クリックし、「単語の登録」をクリックします。
「単語の登録」画面上で、登録したい「単語」と「よみ」を入力し、「登録」ボタンをクリックします。
固有名詞やメールアドレスなどは、品詞を「短縮よみ」にしておいた方が変換がしやすいかもしれません。
登録した単語は「ユーザー辞書ツール」から削除できます。
登録したら、「よみ」を入力して変換、で目的の単語を出すことができます。
以上になります。
もう一度、1から12まで、項目を書いておきますね。
1.ホームポジションを守る
2.なるべく入力ミスをしない
3.訂正方法を身につける
4.変換(Spaceキー)と確定(Enterキー)の出番を減らす
5.ファンクションキーを活用する
6.キーボードから出せる記号を知っておく
7.各種の変換方法を身につける
8.予測入力を使う(IME 2010から)
9.Homeキー、Endキーを使う
10.キーボードから範囲選択する
11.「コピー」と「移動」を使う
12.単語登録を使う
さいごに
色々書きましたが、文字入力の小ワザというのは、意外とたくさんありまして、こちらにご紹介しきれなかったものも、私が知らない、あるいは覚え切れていないものも、まだまだあると思います。
(もし、こんなワザもあるよ! という方がいらっしゃいましたら、コメントで教えていただけるとありがたいです)
通常の業務においては、純粋に入力速度だけがモノを言う、という場面の方が少ないと思います。入力速度プラスちょっとしたコツ、で全体の処理効率は上げることができます。
どうぞ、お試しになってみてください。お役に立てれば幸いです。
Windowsパソコンに付属している「日本語入力システム」がどうしても「使いにくい」場合は、ジャストシステム社のATOKを利用するというのも、ひとつの方法です。
有料になりますが、日本語入力に特化したソフトとして長年大勢の方に支持されている人気ソフトで、特に予測変換や入力ミスの自動修正などに威力を発揮すると思います。
今後もオフィスソフトの豆知識について「案外知られていなさそうなこと」を書いていきたいと思います。
タッチタイプの無料サイトも少なくはありませんが、初期投資があったほうがモチベーションが保てる、という方もいますので、ソフトを利用する手もあると思います。
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