【追記 2019/07/12】
ソースネクストよりMovavi Video Editor Personalが発売になりました。
「マニュアルは英語です」と書かれていますが、さほど難しくありませんし、Movavi公式サイトに日本語の操作ガイドがあります。
※ Movavi Video Editor Plus 2021が最新版です。(以下はSTEAM)
「Movavi」(モバビ)とは
「Movaviのレビューを書いてみませんか」と公式からお誘いを頂きました。
「Movavi Software」はアメリカやキプロス共和国に社屋を持つ企業で、動画編集ソフトや画像加工ソフトなど(Windows・Mac)を作っています。
公式のツイッターアカウントだと、所在地はUnited Statesになっていますね。
動画編集ソフトのラインナップは「Video Suite」「Video Editor」「Movavi Video Editor Plus」の3つ。
「Video Suite」はいわゆるパッケージ商品で、6つのソフトがセットになったもの。
動画編集には「Video Editor」か、その上位版の「Movavi Video Editor Plus」を使います。
両者の違いは、以下のような感じです。
また、Movaviには「無料体験版」もあります。(記事の一番下にリンクがあります)
ただ、結構制限は厳しいので、動作確認程度かなぁと思います。
試用期間中はソフトを閉じる度にこの画面が出ます(笑)
私も、無料体験版→製品版という手順で行ってみましたが、製品版にするのはアクティベーションキー(36桁ぐらいの数字)を入れるだけなので、難しいことはありませんでした。アクティベーションは日本語で「有効化」という意味です。
インストール画面
起動すると最初に以下の画面が出ます。
自分でアレコレ編集するなら「新規プロジェクト」。ウィザードでお手軽に作るなら「簡易ビデオ」になります。
「簡易ビデオ」モンタージュウィザード
まずは簡単な「簡易ビデオ」から見てみましょう。
最初に、素材となる映像や画像、音楽や音声ファイルを取り込みます。あらかじめまとめておけば、フォルダごと取り込むことも可能です。
次に「テーマ」を選びます。「テーマ」はタイトルや音楽の組み合わせの事。個別に指定したい時は「テーマなし」でもいいです。
「テーマ」を選択した時は、「音楽」と「トランジション」を飛ばして、すぐ「プレビュー」に移ります。なお、最初に「テーマ」に使う際には、ダウンロード必須です。
次に「音楽」。下の画像だと音楽がすでに色々入っていますが、これもダウンロードしたものです。
次が「トランジション」(映像素材を切り替える時の効果)。
トランジションをやりすぎると素人感丸出しになりますが、アーティスティック トランジションは「案外イケる」と思いました。個人的には(笑)
次が「プレビュー」。ここでタイトルの編集などができます。
最後に「エクスポート」。
実はどれを選んでも以下のようなプロジェクトの画面になります。
私も最初「ん?!」となりましたが、仕様です。
「新規プロジェクト」で編集
「新規プロジェクト」を選んだ場合です。初期画面は以下のような感じ。
【追記】最新アップデートで「マーカー」機能が追加実装されました。
「メディアファイルの追加」を選ぶと、すぐ「タイムライン」に反映されます。他社製品だと、一旦取り込んでからタイムラインに並べることが多いので、ここはちょっと戸惑うかもしれません。
タイムラインは挿入モードなので、素材の順番の入れ替えは簡単に行えます。
「スクリーンキャストの録画」は「Video Suite」の機能で、画面のキャプチャのことです。
左上に並んでいるアイコンをクリックしたり、何か操作しようとすると、最初はチュートリアル画面が出ます。
チュートリアルといってもご覧の通り文字の説明が表示されるだけなので、ここで時間をとられることはないでしょう。
使ってみて「操作に戸惑うほど難しくはない」という印象なので、この程度の説明で充分です。
ショートカットキーもあります。
前後のフレームへ移動するショートカットは覚えておいた方が便利かも。メニューにはありませんが、スペースキーでもプレビューの再生/一時停止が可能です。
サンプルビデオや音楽などは、最初にダウンロードが必要です。
素材を個々にダウンロードするなら「ここでダウンロード」を。一括でダウンロードするなら、左下の「↓ダウンロード」を選びます。
一括で落としてくると上のような感じです。
ちなみに「その他のダウンロード」など、先頭にあるものは「有料素材」で、公式サイトの「動画エフェクトストア」に飛ばされます。
結婚式用のビデオを作る時用の「ウェディングセット」など、目的によっては「あってもいいな」と思いますので、そのあたりは各自ご判断の上、追加を。
ウェディングセット紹介動画
最初に見て思ったのが、ステッカーとかフィルターとか「種類が豊富で面白い」ということ。サンプルだけで結構遊べます。
ステッカー
オブジェクトですね。アニメーションではないです。
コールアウト
図形とか矢印とか。モノによって動いたり動かなかったり。
飛行オブジェクトフィルター
画面上をオブジェクトが舞います。楽しい(笑)
「フィルター」で面白かったのはこちら。
ラファエロとかルーベンスとか、画家の名前のものがありますよね。
絵画風にするということではなく、色彩などが調整されるもの。だいぶ変わります。
たとえば、元絵がこれ↓で……。
「ラファエロ」のフィルターをかけるとこんな風に。
「レヴィタン」にすると、このようになります。
個人的には「ターナー」が好きです。
「プレビュー」はあくまでプレビューなので画質抑え気味。なので、そのあたりはご了承を。
フィルターなどを設定すると、タイムライン上の素材に☆マークがつきます。
ここをクリックすると、どんな設定をしているのか分かりますし、ここで効果を削除することもできます。
再生速度を変えたり、逆再生したり、フェードイン、フェードアウトの設定などをする際は「ツール」を使います。素材をダブルクリックしてもいいし、右クリックでも出ます。歯車のマークをクリックしても画面が切り替わります。
ズームイン・アウト、パンの設定などもこちらから。
どこからどこへ移動するか、どの程度の長さにするかも「キーフレーム」で変えられます。
さて、諸々設定できましたら、最後に「エクスポート」(書き出し)します。
短いイントロ映像を書き出してみます。映像素材も音楽も全部サンプルを使いました。
今回はMP4で書き出しましたが、TV用とかモバイル用など色々選べます。
で。出来上がった映像がこちら↓です。
さいごに
ざっと使ってみて「非常にとっつきやすい」と思いました。タイムラインにしてもアイコンにしても、「すっきりと大きくて分かりやすく見やすい」です。
世の中には、シンプルにしすぎて却ってパッと見分かり難いソフトもありますが、そういうのでもなく、「適度」な感じです。
初心者向きですし、趣味で使うには機能も「充分」だと思います。
ほかにも、以下ぐらいの数の素材を使って動画を作ってみましたが、サクサク動きましたし、異常終了などもありませんでした。
公式サイトに音楽素材や映像素材などがたくさんあるのもポイント高いですね。あれは物欲を刺激されます(笑)
【Movavi公式サイト】での購入はもちろん可能ですが。
STEAMでの取り扱いもあります。ただ、少々タイムラグがあるようですね。
「Movavi Video Editor Plus」の最新バージョンは21。今回、私が使わせて頂いたのは15です。
STEAMで購入するなら、断然セール時を推します。
(画像内の期日は私向けのセールスなのでお気になさらず)
【2019/07/12 追記】
ソースネクストでも「Movavi Video Editor Personal + 2 SE」の取り扱いが始まりました。2種類のエフェクトのオマケつきです。
商用利用については、公式サイトの以下リンクをご覧ください。
それでは、今回はここまで!
● Movaviソフト公式リンク
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