パクリくさいタイトルからこんにちは。
いや先日ね、「アドレス打ったのに出てこない」という相談がありまして。いろいろ聞いてみたら案の定Yahoo!の検索窓にurl入れてるって言うじゃありませんか。
……まだ居るんですね、そういう人……。
ていうか私自身もね、お客さんにYahoo!使う人が居るからYahoo!見に行くけど、普段の検索はGoogle使ってます。
それにIEで検索するとBingに飛ばされるしね?(笑)
まぁ……Googleで検索するとYahooに飛ばされたりしますけどね。
Yahoo!のシェアってどれぐらい?
リサーチ会社ニールセン日本法人によると、2016/12/20発表のデータで検索サイトのランキングは以下のとおり。
TOPS OF 2016: DIGITAL IN JAPAN
~ニールセン2016年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表~
なんだ、Yahoo!やっぱり強いんじゃん、て思います?
でもね。この数字、ヤフオクとかYahoo!ショッピングとか含まれてます。
Yahoo!とGoogleのシェアの差
そこで、StatCounter(スタットカウンター)というところを見に行きます。
2016年5月~2017年5月の検索エンジンシェアの推移がコチラ。はい、ドーン!(ノ・ω・)ノ
これ、日本の数字です。じゃあ世界は……というと、この通り。
完全にGoogle一強です。日本がむしろ結構特殊なのが分かりますね。
独占とか寡占とか言っても仕方ない。これが現実です。
Google一強じゃない国っていうと、ロシアや中国ぐらい。
ロシア
中国
でも香港の結果はまた違うのが興味深いところ。
香港
StatCounterとは
StatCounterは、ブラウザや検索エンジンのシェアを確認する場合、必ず登場するサイトです。
アイルランドの企業だそうですが、最新のデータを無料で配布してくれている大変ありがたいサイト。これで市場動向が簡単に分かります。
といっても、私もほぼ初めてちゃんと見たんですけど、このサイト、ホントすごいな!!(;・`д・́)
期間や国といった統計の範囲も変えられるし、PCとモバイルの比較もできるし、さらに結果を画像でもcsvでも落とせて、HTMLタグで埋め込みもできるとは……。
米ヤフー終了のお知らせ
さて。世界中で苦戦を強いられるYahoo!ですが、ついに今年1月、米国で終了のお知らせが出ました。
米Yahoo!は米携帯通信大手Verizon(ベライゾン)に中核事業を売却、「Yahoo!」という社名は消滅し、投資企業「Altaba」になるそうです。
上記売却の中には、アリババやヤフージャパンの株式は含まれません。投資企業なので、これらは貴重な財産なワケですね。
売却を受けたベライゾンは、当分Yahoo!ブランドを残す見込みだそうです。
結果、ベライゾン傘下のYahoo!と日本のYahoo!は、単に名前が同じだけの「完全な別物」になりました。
米Yahoo!が「Altaba」になったことで、Yahoo!JAPANはどうなるのでしょう。
米Yahoo!が社名変更 Yahoo!JAPANはどうなる?
こちらの記事には、一方的に名前の変更はできない、と説明されています。
日本のヤフーは、米Yahoo!とソフトバンクの合弁会社として1996年に設立。現在の筆頭株主はソフトバンクグループ(発行済み株式の36.4%を保有)で、第2位の株主が米Yahoo!(35.6%を保有)だ。
さて、投資企業に変身した第2位の株主。
新社名「Altaba(アルタバ)」についての公式な説明は無いのだとか……。でも、ある程度憶測はされています。
米Yahoo終了のお知らせ。新社名「Altaba(オルタナ×アリババ)」の意味すること
巷ではもっぱら「Alternative × Alibabaの造語」との噂です。そう思われるのも道理で、今の米Yahoo!はAlibaba強し!なのです。
米ヤフー崩壊の舞台裏、11年前の「アリババ株取得」が命取りに
こちらには、米Yahoo!はAlibaba(アリババ)株を売却しようにもその税金が払えないため、アリババ株を保有せざるを得ず、Yahoo!というブランドの売却に追い込まれたと書かれています。
米Yahoo!はこうしてシリコンバレーの競争から撤退し、22年の歴史に幕を下ろしました。
で「アリババって何?」
なんとなく聞いたこともあるような……。
Alibaba(アリババ)とは、中国杭州で設立されたAlibaba Group(阿里巴巴集団)が運営しているeコマースサイトの名称(中略)
2005年10月にはYahoo!の中国版である「Yahoo中国」を買収し、傘下に収めている。2007年11月には香港の株式市場で上場を果たした。
日本に向けては、Alibabaは日中貿易に特化したeコマースサイト「Alibaba Japan」を提供している。ちなみに、ソフトバンクの孫正義は2000年にAlibabaに対して出資を行っている。
http://www.sophia-it.com/content/Alibaba
IT用語辞典バイナリより
つまり、中国資本のIT企業ですね。Yahoo!JAPAN筆頭株主のソフトバンクともつながりがあります。
中国で「だけ」強いバイドゥ
中国でトップシェアの検索エンジン、百度「Baidu」(バイドゥ)は、日本で2008年に初めて中国以外でのサービスを始めました。それがひっそり終了したのは、2015年のこと。
しかし、海外市場をあきらめたわけではない、とも語っていました。
日本でBaiduの評判が悪いのは、そもそも知名度が低い上、やり方が強引だったから。
何かのサービスを使う時に、自動的にBaiduがインストールされてしまった、という経験が私にもあります。皆さまにもあるのでは?
さらに、PCのログをこっそり送信していたという問題も発覚しました。
Baidu IMEとSimejiの情報送信問題についてまとめてみた。
「勝手に入るとかこっそり情報送信とかもうスパイウェアだろ、それ……(´Д`;)」って感じでしたね。
つまり「Baidu」という名前は、一度ケチがついているし、中国以外ではなかなか広まっていかないのが現状です。
さて、じゃあどうしようか……と。
さいごに
ここから先は敢えて書きませんが、こういうモロモロのことを見ると、「このままYahoo!使ってていいのかな?」って思いますね。
まあ、日本に限っては、Yahoo!JAPANは強くも無いけど弱くも無い、ぐらいですから、無視はできません。でも、株主が変わったことによる「変化」があるかないか、ぐらいは気を付けていたいものですねぇ。
ちなみに当ブログで、ここ1か月のGoogleアナリティクスを見ると、参照元メディアではGoogleが64%、Yahooが18%、あとその他、って感じです。
SNSからの流入は2.5%ぐらいなのでツイッターでしつこく告知してるけど多くはないし、増えてもいないです(笑)
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