今回は、「トリマー」を使ってイベントをタイムラインに取り込む方法について、少し詳しく書いていきます。
イベントをタイムラインに取り込む方法については、以前「VegasPro13 素材を取り込んでみる!」で触れています。
なぜまた、取り込み方法についての記事かといいますと、私自身が操作していて「ここはトリマーを使うと便利」だと思ったタイミングによります。
「最初からトリマーを使ってタイムラインにイベントを取り込む方法」ではなく、「あらかたタイムラインで動画全体の流れを作ってしまった後に、イベントを逐次追加、補足するのにトリマーを使う」方がしっくりきたからです。
ちなみにVegasProでは、複数のプロジェクト(ファイルの事)をタイムラインで組み合わせることができます。これを「プロジェクトのネスト」といいます。
が、これはまた、別の記事で触れますね。
それでは、以下本題です。
トリマーを使ったイベントの取り込み方法
「プロジェクトメディア」内の素材を右クリックして「トリマーで開く」を選択します。
開いた素材は、「トリマーウィンドウ」で内容が確認できます。
トリマーウィンドウの下にはボタンが並んでいますが、まず「タイムラインの上書きを有効にする」をオフにします。
※ 上書きするなら勿論オンですが、私は使いませんでした。
それから、取り込みたい部分の始点と終点を「インポイントの設定」、「アウトポイントの設定」で決めます。
後からドラッグで移動できるので、最初は適当な箇所でクリックでOK。
タイムラインの末尾に別動画を付け加えるとか、割と広く開いた隙間に短めの動画を追加するとかなら、「タイムラインのカーソルの後に追加」でいいと思います。
(画面下の)「自動リップル」をオンにしておくと、隙間以降の動画は自動的に右→へずれるので、それでもいいですね。
「前に追加する」ボタンもスグ隣にあるので、使いやすい方でどうぞ……。
……で。
イベントを「タイムライン上の隙間ぴったりに収めたい」場合、やり方は2つあります。
1つ目、先にきちんと隙間とイベントの長さを合わせる
タイムライン上の隙間でダブルクリックすると、そこがどれぐらいの時間か、が分かります。
それにあわせて、トリマーの方も、取り込む時間を調整してしまいます。(隙間が20秒なら、素材の長さも20秒にしてしまいます。)
これで「追加」すれば、当然、隙間にピッタリ収まりますね。
2つ目、タイムラインの隙間と入れたい素材の時間が違う場合
こんな風な時です。(隙間は20秒、取り込みたい素材は21秒で長さが異なる。)
「合わせる」ボタンを使います。
この時、隙間をダブルクリックで選択しておくこと!
そうしないとボタンが使えません。(グレーアウトになっています。)
「合わせる」ボタンを使うと自動的に隙間に合わせるので、取り込み元が長ければ「早送り」にするし、短ければ「スロー再生」になります……便利です!
別の記事で、取り込んだイベントの「映像」と「音」を別々にする方法を記載しましたが、トリマーウィンドウの映像上で右クリックすると、「ビデオのみ選択」、「オーディオのみ選択」が選べます。
これで、「映像」か「音」いずれかのみをタイムラインに取り込むことも可能です。
さて。
隙間の間隔よりも大きい(長い)動画素材を、「自動リップル」がオフになっていて、なおかつ「カーソル位置でタイムラインに追加」した場合。
以下の画像のように、重なった部分が青いクロス「×」なります。
この「重なった部分」に出ているのが、「トランジション」(画面切り替え効果)というものです。トランジションはご覧の通り自動で表示されるのですが、詳しくは次の記事で触れていきますね。
今回はここまで!
ゲーム動画 ブログランキングへ
Program Copyright © Sony Creative Software Inc. All rights reserved.
コメント